病院のDXをPatient Journey(ペイシェント・ジャーニー)の視点で考える

病院のDXは患者メリットが凄く高い!それをお伝え出来れば。
10年働いて来た製薬、機器など歴史の有るヘルスケア産業から最先端のバーティカルSaaSスタートアップのMedUpへjoinした想いをpatient Journeyの考えを軸に書いてみました。

自己紹介

三原義久と言います。37歳二児の父、キャンプやゴルフ、子供とのサッカーを楽しみにしている九州男児です。今回がnote初投稿です。

これまでは読む側ばかりでしたが、これからは発信も大切だと思い少し自分の想いをメモしてみました。仕事の遍歴ですが、その大半をヘルスケア業界で過ごして来ました。証券会社→IQVIA(約10年)製薬企業や医療機器企業のビジネスサポートに従事

そして、今年2021年の7月に10年以上お世話に成った製薬産業、医療機器産業から、バーティカルSaaS企業のMedUpにjoinしました!その背景に触れてみます。

病院のDXが進み効率化が加速すれば患者のQOLにつながる!そんな考えがベース

その心は?

この2点です。
・予防や早期発見が患者QOLを高める
・病院がデジタルの力で地域連携強化される事で病の早期発見へ

patient Journeyの考えが深く関わります。

patient Journeyを考える

patient Journeyの考え方は、患者が病気を告知される前から治療期、終末期、看取り、または完治までに患者が体験する医療提供者とのすべての接点を旅に例えた名称です。様々な考えが存在し、明確に定まっては無いですが一般的にこんなところでしょうか?

未病→健診→受診→治療前→治療中→治療後→終末期→看取り

特にオンコロジー領域等で重要視されて来た患者中心に必要なケアを考える概念で私も長年意識して来ました。

これまでのpatient  Journeyを振り返ると治療フェーズに特にリソース(人、物、金、情報、等)が集中して来たと感じます。

体験談
自分がオンコロジービジネスに関わっていた時の話ですが、ステージ3、4の進行した癌の治療薬で1錠で数千円、1ヵ月で数十万円の抗がん剤を担当していました。高額療養費制度が有るとは言え患者さんの負担は大きな物です。

その治療効果と言えば、主要評価項目が(Overall Survival;全生存期間)で3ヵ月ほどの生存期間延長効果。服薬期間中は様々な副作用との共存が必要。その様な抗がん剤でした。この薬剤も多くの患者さんを癌から救って来た素晴らしい薬剤でした。

そんな中、とあるセミナーで

ある患者団体のリーダーさんの言葉
患者の想いとしては、「1日でも長く生きたい」よりも「健やかな日を1日でも長く生きたい」それを多くのヘルスケア企業の皆さんに知ってもらいたい。

その話を聞いて、patient Journeyの治療フェーズより前に患者QOLが高まる変革が必要と気が付くきっかけに。

病院のDX→患者のサクセス

あくまで個人的な考えですが、病院の仕組みを少しでも効率的に出来ると、最適なタイミングで、最適な治療が出来る環境が一層整い。それは患者さんのQOLに最もインパクトが有ると思います。統計的なエビデンスが持ってませんが…

具体的には
・診療所やクリニックから地域の中核病院に紹介が促進される、前方連携が効率化すれば早期に軽症で病が発見される為予後は良好になる
・専門医が病院や地域の壁を超えて、オンラインを使い診断や、治療選択の面で相互にサポート出来ると最適な医療行為に繋がりやすい

patient Journeyの特にフロントフェーズをDXで効率化して患者予後を高める事が出来れば、ただの生存期間の延長だけでは無く、QOLの高い予後につながる。そうであれば、社会的インパクトは大きいと思います。

MedUpのカスタマーサクセス

ヘルスケアビジネスに約10年従事して来た経験を振り返っても、これから先を想像しても今後も製薬や、医療機器などのヘルスケア企業が果たす役目は大きいと確信しています。Covid19へのECMOの対応や、コロナワクチの事例でも明白です。しかしどうしても治療フェーズにビジネスとして集中しがちで、先進医療の発達した日本では今後社会的インパクトは大きく無いかもしれない…そんな風に思ってました。

そんな中、MedUpは日本でforoCRMと言う病院の地域連携をサポートするバーティカルSaaSを済生会熊本病院との共同開発で作り展開している事を知りました。

これまで自分が思っていたpatient Journeyに対する考え方と合致!そしてカスタマーサクセスと言うSaaSビジネスに欠かせない役割であり、一方で発展途上の仕事の魅力に惹かれjoin

・医療に関わって行くなら、社会的インパクトの大きな事に関わりたい!
・まだ誰も正解を知らない未知の領域でチャレンジしてみたい!
・医薬品、医療機器などの産業モデルを理解した自分の強みが活かせるかも!

そんなワクワク感でチャレンジしています。

MedUpのカスタマーサクセスの日々は、ユーザーと密なやり取りをしながら一緒に課題解決をして行く仕事です。

私自身はCSMとしてはこれからですが、会社や立場を超えて同じ想いの仲間達と、customer  Journeyとpatient Journeyを共に質の高い物にして成功に導きたいです。


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