それぞれ、おのおの、つれづれにつづります。
恋をして、その先にある愛に辿り着く事が難しいのは分かっていた。 でもまさか恋をする事すらできなくなるなんて。 自問する事がある。 私には恋をする権利があるのだろうか。 私には愛してもらう権利があるのだろうか。 原因は私にある事はわかっている。それは解決できるものや解決できないものがあったり。この自問が表と裏で重なりメビウスの輪のごとく、永遠にぐるぐるぐるぐると回っている。 この人いいなって思ってもそれは恋ではないのだろう。その先に恋がある。 “恋”ってなんだろう。“
「なあ、◯◯」 「何？（キタコレ！）」 「告白ってさ……」 ………… ………… ………… ………… 今でも考えてしまう。 もしもあの時、勇気があったらと。 ………… ………… 今から20年ほど前。 当時、ゲイの友達の作り方もわからず、二丁目に行くという考えもなく、ゲイ雑誌の後ろに載っている広告の有料暗闇系に行き、そこでs◯◯したあと気が合えばメアドを交換して、友達を何人か作ったりしていた。（どんな作り方だよ） そこで知り合った一人にYがいた。 彼は
彼は僕に向かって言った。 「根津ってかわいいよな。…………」 唐突にして予想だにしない彼の言葉になんて返して良いのかわからなかった。 ………… …………なんて返そう。 「…………僕、野田の事が好きなんだけど」 ………… 高2のクラス替え。始業式、座席は出席番号順。僕の後ろに君はいた。名前は野田（仮名）。後ろの席から「根津（仮名）〜」と絡んでくる。彼は僕をゲイだと気づかせてくれた人。人生のターニングポイント！（古語） なんで好きになったんだろ
