つれづれつづり/012

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    それぞれ、おのおの、つれづれにつづります。

最近の記事

ごめんなさい

のっぴきならない事情により、1年ちょっと筆を置きっぱにしてました。再開するつもりはあるので、重くなった腰が上がるまで今しばらくお待ちください。 誰も待ってない? いると思うな。いるんじゃないかな。いるといいな。おれよ。

    • 交点Yを求めよ

      先の平成シリーズでは、平成という一時代の中で起こった出来事などを書き連ねたが、その中で「別の話」としたエピソードや平成以前にも俺なりの恋愛観を語る上で必要なものがちりばめられているので、それらを絡めつつ書いていこうと思う。 初めてのゲイ活・初めての恋人は平成に入ってからだったが、昭和に何もなかったわけでもない。近所の本屋には薔薇族とさぶが陳列されていて、足繁く立ち読みしに行ったり、希に買ったり、一度モーションかけられて怖くなってスルーしたりした(中学生やぞ!)。思えばこの本

      • L'amour

        前回の冒頭の引用、ちょっと伝わりにくいかも知れないあの台詞には続きがあって、 「愛のないセックスは気楽だけど、セックスのない愛は辛い。」 というようなことが書かれている。御意。 それでは、セックスとイコールであるところの愛について。 これまで登場したKだのHだの、当然俺の中ではノーカンなわけですよ。 ノーカン組は他にもいて、 ・決定的なことは絶対に自分から口にせず相手に言わせるように仕向けるK(2号機) ・W不倫なのに遠距離なのをいいことに乗り換え前提で俺の生活に支障が出

        • 糜爛

          「セックスと愛はイコールだよ。けど、愛はセックスとイコールじゃないかもしれない。」 とある漫画のセリフである。至極ごもっとも。 1回くらいはちょっと艶っぽい話を書いてみよう。生々しい表現は極力避ける所存。 前回までの流れで結果ロクに性欲を満たすことができていなかった俺にも「爛れたセックスを繰り返す時期」というのがあったのだ。箇条書きにしてみる。 ・風の噂に聞いた「発展場化している某温浴施設」に足繁く通うようになっていた。(K末期) ・インターネットのそれ的な掲示板で漁るよう

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        記事

          brainwashing

          やや不穏だし用法的にもちょっと違うんだけど、まぁお笑い芸人の片割れの騒動なんかでもそういう風に使われてたし、あれはそういうことだったんだろうなぁと振り返れば思えるので、タイトルはこのままにする。 あと、前回のKの話も含め内容が事実と異なるかも知れない。特に時系列が怪しい。意図的なフェイクではない。理由は後述する。 前回前振りしたHなる人物。Kが不在の間に初めてトライした伝言ダイヤルで繋がった相手で、当時たしか5歳ほど上で、この人もまた職に就かない人だった。自称フローリストで

          「なんだったんだろう」

          どーも計算が合わないなぁ…まずは前回の訂正からせねばなるまい。 公開後にあらためて確認(先にやれってのね)したら、就職したのは平成3年の4月らしい。つまり、平成元年はまだ学生だった。そして成人した年(完全に年齢バレ)でもある。 成人式といえば出席しなかったなぁ。ギリギリ数日前にスーツを買いに行き、しっかりトレンドを反映した足首が見える裾をひらひらさせながら腐れ縁の中学の同級生二人を拾って車で向かったのだけど、まーどいつもこいつも呼んでもなかなか家から出てこない。会場に着いた

          「なんだったんだろう」

          平成元年

          このシリーズ、寄稿するにあたっては平成に起こった出来事を、いいことも悪いことも思い出していかなきゃならないのだよね。 ややネタばらしになるけど、思い返せば面白いもので、平成の前半・後半でなんというか人生の浮き沈みみたいなのがキッチリ分かれてて、以降のストーリーはだいたいそんな内容になる。多分きっとおそらく。 平成前半はなかなかの地獄で、それらを思い出すことは俺的には自傷行為ではある。 なれどその地獄を乗り越えてきたからこその平成後半があると思っているので、もとい、思い込んでい