北の国から’95秘密 感想

東京五輪開催中で,チャンネルの殆どをオリンピックが支配している。私は,五輪選手には罪は無いのだろうが,どうしても,コロナ渦での五輪開催には納得が行かずに,録画していたBSで放送されていた『北の国から 95秘密』を観ていた。

今年が2021年だから,マイナス1995年で計算すると,26年前の作品なんだと知ることになった。もうそんなに経過しているんだと改めて思う。

タイトルが『秘密』と入っていて,どうしても別シリーズの北の国からは何度も観たのだが,この作品は初めてだった。実は既に観ていたのかも知れないが,記憶からはすっかり抜けていた。

純の妹の蛍は,不倫をという状況の中に居て,
純の彼女のシュウは,AV女優に出演した過去を秘密にしている。
そんな中で純は苦しんでいる。

テレビを観ていると,墓場まで持っていってあげて欲しい思いもあるのだが,純は怒りの気持ちも湧いていて,不安定になっている。
そんな部分に観ていてこちらの方も心を揺さぶられた。

大分昔に放映された作品なのに,今の私を大きく揺さぶっている。そんな印象を受けた。

私も10代,20代,30代と,色々と経験してきた。 #HSS型HSP である私は,思い出したくも無い過去はいっぱいあるし,つい忘れかけていた記憶も何かの出来事がトリガーになって思い出されてしまうこともいっぱいある。

正直,純の抱えた悩みに関しても,とても理解出来るし,本当に難しいことだと思う。私も彼女がAVに出演していた事を知ったら,ショックで壊れてしまいそうにもなる。

ただ,この作品を観て,好きな純に関係を終わらせる事を覚悟してのカミングアウト。観ていてこちらの方も考えさせられた。聴くことも怖かったし。

ただ,展開的にシュウも受け入れて貰える結果になったので,凄く嬉しい結末になっている。逆の結果は怖くてみたくないと思っていた。



みんな過去には色々とあるし,言いたくない秘密などもいっぱいあると思う。勿論,言いたくないことは言うべきではないと思っているが,心の内に隠していることは凄く大変なことだと思う。

何処かでカミングアウトする機会があれば楽になるようにも思うが,その相手は簡単には出来ない。一つ一つ考えて,私の場合は交流会を作っていければと思うことになった。

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