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考える力は簡単には身につかない?

小学4年生の娘が塾に行きたいと言い出し、今月から通い始めました。
塾では専用テキストを使用しており、その中から宿題が出ます。

国語の宿題がわからないというので内容を見ると、学校のテストとはかけ離れた難しい文章・問いです。
それでも、じっくり文章を読んで理解し、論理的に考えることができれば太刀打ちできるレベルかな?と思いました。

ですが、娘は一問も正解することができませんでした。

これまで、放任主義という名の放置気味で娘と関り、あっという間に9年が過ぎていました。娘の集中力や理解力、考える力というものを把握しようとしてこなかった自分を情けなく思いました。
(お友達との関係でどう接し、何を感じたのか? …など、情緒面に関してはある程度興味を持って関わってきたので、それだけは救いです)

そして、とてつもない後悔。
母親として、申し訳ない気持ちが津波のように押し寄せてきます。

「親が自分に対して申し訳なく思っている」ということが子どもにとって
大きな傷や負担になる可能性もあるのでしょうが、私はそれを隠すことができません。何かを隠したら、ひずみが生じ、疑念を生むのではないかと考えるからです。(これは大きな誤りかもしれません)

娘とも話し合い、これからの日々をなんとなくぼんやり過ごすだけではなく、「集中して自分で考えて取り組む時間」も作ることにしました。

また、当然「体験や対話」が大切で、自分が娘に対してできていなかった最たる部分だと反省しています。

自分はとんでもないことをしてしまった。
でもこれは自分に限った話なのだろうか? 日本の教育(特に国語)はどうなっているのだろうか?と少し調べてみたら、こんな記事が出てきました。

【国語力を育てる】グローバル時代なのに日本語が大切なのはどうしてか|子育て情報メディア「KIDSNA STYLE」

記事によると、日本の子どもたちの日本語理解の低さに驚かされます。
ですが、確かに日々大学生・高校生と仕事で接する中でも、思い当たる節が多いのです。

きっと、私と娘に起きている問題は私たちだけではない。

この問題の背景にある様々な社会の課題を想像すると眩暈がしそうです。
誰か、関心のある人と意見を交わしたいなぁと思います。