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彷徨う・・・イエスと言えるまで・・・


少年は母を追い求め

瞳の奥に陳腐化したように思う

愛は容を変え、さらに磨きをかけ、重みをつけ、求めるものを見失う


世の中に普及した愛を

一時しのぎに求めたとしても

洗い流した後に虚しさの塊が凶器となって叫ぶのだろう

そこに置かれた愛が

触れるだけの切なさを増し

本当の愛は・・・と言葉少なげに見つめようと姿を現す



耐える思考はどこにあるか

古典と呼ばれる錦の愛か

核心を浮き彫りにするまでは

核心を位置づけ己を浮き彫りにする


イエスと言えるまで・・・

愛を求め続ける


イエスと言えるまで・・・

寂しさと切なさの中に彷徨う


イエスを得るまで・・・

己は孤独であり続ける


私のからだは

この存在を我がイエスと言えるまで

彷徨う





真愛

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