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偽りという衣


身に着けているものは重みを増して悲しくなります

軽くなりたいと願っても手放せない欲望が膨らみます


誰かの為などと嘘をつき

誰かの為と泣きました

いいえ
いいえ


誰かの為と嘘をつき

私の気持ちは揺さぶられます

ここまで貰った思考の塊は悲しみよりも賢さです

ずるさが指先で笑いながら言葉たくみに優しさに変換します

誰かの為などと嘘をつき

私の過去に投影されます

いいえ
いいえ

誰かの過去の出来事は

私の傷を思い出させる出来事です

さて

この偽りという衣


いつ脱ぎ捨てれば軽くなる?


脱ぎ捨てることなどできわしないと


わかっている


だから


醜いと嘆きながら


優しさに変換しているだけでしょう


偽りという衣




笑っておいて

よろしいかな・・・・

フフフ・・・と

このまま

笑って

おきましょう





真愛

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