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病院とのやりとりで気づいた大切なこと

先日は父の病院付き添いあり、来週胃ろうを造設することが決定。
息子の幼稚園つながりの友人が昔、医療事務に勤務していたことからその方面に詳しく、何度か父の通院時に付き添ってくれています。

診察待ちが2時間ほどあり、のびきっている父の爪を切ることにしました。アロママッサージが得意な友人。友人も爪切りを手伝ってくれ、爪切りついでに父の足マッサージもしてくれました。そのおかげか、いつも末端が冷え切っている父の手足がポカポカに!常時本当に冷たい手足だったので、温まっている状態の父の手足を久しぶりに触り、何だか父が生きていることを実感し、胸が熱くなりました。

他人の父親にここまで出来るのって凄い。しかも、決してキレイな足ではなく、爪白癬(はくせん)といって、爪の水虫がある状態。あなたは友人の父親にできますか。私はどうだろう。躊躇う気持ちも出るかもしれない。これまでも友人が病院に強く治療方針を伝えてくれたのち、停滞していた治療が進み出すなど、本当に心強い友人です。

胃ろう造設の件で、父が元いた老人ホームの看護師さんとやりとりする中、とても温かい姿勢で接してくださり、それが本当に嬉しかった。胃ろうの手術をしたら、その老人ホームに戻る予定。

ここ数ヶ月の病院とのやりとりを通して。こちら側の意見をはっきりと伝えること、情報開示して欲しいなら、それを待つのではなくて自分から取りに行く。疑問があったら、医師が話してくれるのを期待するのではなく、自分から聞く。

私、病院はみんな、患者を積極的に治療してくれるものだと思っていた。でも今回の病院を経て、それは大間違いだったことに気づいたんです。「私は父にもっと長生きして欲しい。大切なたったひとりの父なんです。」これを強く伝えるか伝えないかで、全然治療方針が違ってくる。そんなことある?病院が悪いんじゃない?と、病院側のせいにしがちだった私もいました。今回気づけて本当に良かったし、もっと間接的に病院ともやりとりしていけそう。病院だけじゃなくて、何に対してもそうだよなと。今後はしっかりはっきりと、多少疎まれるくらいでも良いから、病院に情報開示や意見を伝えること、少しでも疑問があったら聞くこと、していきます。ただし、責める心ではなく、どこまでも謙虚な心で相手に敬いを持って。



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