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扉が開かない人 扉を開けない人 扉を閉じる人 扉を閉じない人 扉が閉じない人
そびえ立つ目の前の山 頂きの高さと大きさは 対峙した己と比べれば 力量と時間の計は立つ …
夢を見た 誰かがぼくにのりうつったように ぼくの気持ちは随分と 気持ちの悪いものだった や…
ほろ酔い気分で揺られるかえり道 地下鉄駅を数えていくつ あなたはどこへ 私はここで
夏の匂いが消えていく スイカのみずくささ 夕立あとのアスファルト 焼けた砂浜 夜中の生ぬ…
かたちにならないものが たくさんぼくのなかにうまれ なんとかそれをかたちにしようと けん…
さきの祭り あとの祭りと悔やむなら さきに祭りをやってみろ 祭りを待つな 祭りを開け わっしょい ワッショイ さあ祭れ
六月の風が夏の香りを運んでいます 明日になればもう 素敵な季節が待っています 今日という…
このクソ暑い夏の谷間に目覚めた朝 破壊的な日差しが窓を割って 沸騰させる部屋の空気 外に…
さくらんぼがかくれんぼ はっぱのしたでかくれんぼ みつかったら真っ赤になって まあるい顔…
この世に生まれ あの世に召され かの世を思えば この世の未練 あの世の忘却 かの世の希望 こ…
ここにいるよ 見つけられるのを待っているよ それがだれかはわからないけど ここにいるよ …
ハグしようよ 最後のハグ もう会えない もう会わない ほどよい力でそっとハグ ほどよい別れで…
生ぬるい夕暮れの空気を 涼しい風が切り裂いていく 夏風少女が駆け抜けた ボクの心の真ん中を 追いかけても 振り向いても もうそこにはいない 残していったのは 乾いた夏の思い出だけで キミという実体は もうどこにもいない