幸せな人づきあい
人との関係は、生きている間常に存在して大きな影響を与える、大切な要素。
親子、親戚、夫婦、兄弟、恋人、友人、知人、お客様、上司、同僚、部下、ライバル、サポーター、味方、敵…。
色々な関係性の中で、磨かれたり、傷ついたりしながら、徐々に良い距離が取れるようになったり、人の気持ちがわかるようになっていくんだけど、
自分自身とはどうつきあえているだろう。
ひとりの時間は、自分自身とつきあう時間。これがないと、どんな関係性でも少しずつ歪みが出て来てしまうように思う。
心が安定していれば、多少嫌味を言われたとしても、まずは受け止めらて、「一体何があったの?」と余裕を持って、本当の問題解決のきっかけを作れるかもしれない。
高圧的な態度を取られて、日々苦しい思いをしていたら、自分が本当に心地よくいられる時間と場所を確保して、その環境から距離を取るための準備を始めるしかない。相手が変わるということはないから。
上下関係をよく知っている友人がいつも言っている「人づきあいは腹6分」という原則。
上の立場だったら、お世話も焼きすぎるとお節介になるし、いい話もしすぎると押し付けになってしまう。足りない位がちょうどいい。
下の立場の者が精神を病んでしまうような状況があるのは、上の立場にも病的な要素があるということ。耐えるのではなく、変えるべき。
大切なひとが苦しんでいたら、寄り添う共感の気持ちは深い愛の証だけど、自分自身の心身の健康があってこそ。
大切な人を亡くした大先輩のような方からは、「祈り」の大切さを教えてもらった。
今の自分に分からないこと、届かない思い、解決しない問題。そこに縛られて身動きが取れなくなってしまうのではなく、祈ることで手放す。
自分の理解を遥かに超えた、大きな存在を受け入れて謙虚になること。
渦中にいると見えづらいことで、自分がいつもできているなんて思わないし、これからも色々と悩ましい事が起こると思う。
ただこれまで、親の転勤で何度も転校を経験し、異国の地にも20年以上住んで、結婚出産子育て離婚を経て、厄介な病気にもかかり、幸せは自分次第、世界は自己の写し鏡、変えられるのは自分自身だけだな〜、と思う。
たとえ人や周りに原因があったとして、自分の正当性を主張しても起こってしまった出来事が消える事はないし、今後も不幸でい続けるなんで、人生が勿体なさすぎる。
だからと言って問題を無視すればいいわけではなく、今ある問題を再確認して、解決、予防に繋げる新しい土壌を作るためには、クリアな頭とニュートラルな心が必要だから、先ずは自分と上手につきあう。
連鎖、反動で物事を進めるのではないく、本来の在り方で命が輝くような関係性を増やしていけたら人生の豊かさになる。
自分が動くことで、周りが動くするスピードも変化するし、引き寄せる人間関係も変わる。
そして、少し余裕ができたら、お節介にならない程度に困っている人に声をかけてみる。
出会った沢山の方達に、感謝を込めて。
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