オリジナル曲『かさぶた』 かさぶた剥がしたろか~

RIDEです。

かさぶたについて記事を書こうとしてさっそくググってみたら、予想以上に深刻な画像ばかりが襲い掛かってきたので怯んでしまったRIDEです。ボクが書きたいのは、ほんのちょっとしたかさぶたについてなんだけど。

毎朝のルーチンとしての髭剃りを30年近くはやっているのですが、それでもうっかりと顔を切ってしまうことがボクの場合だとだいたい3カ月に一度くらいはあります。

これって多い方なのかな。そーいえばそんな話、イイ年の男同士ではなかなかしないもんですね。

他の人の事はよくわからないからボクの場合のお話しを続けますが、切ってしまう場所はいつも同じだったりします。学習しないんですよ。
ちょうど3カ月くらいで忘れてしまって、また同じところを切ってしまう。一度切れてしまうとなかなか血が止まらないから、結局絆創膏を貼って出社するんです。

朝の支度で忙しい中、どこを探しても絆創膏が見つかないときは、ワイフが持っていたキティちゃんの柄がついたものをして出社したことさえありました。

切ってしまう場所は決まって左あご。

左利きが影響してるのかどうか、決まって左あごなんです。そうしてキティちゃんの絆創膏がはずれた頃、ボクの左あごには見事なかさぶたが造形されているのでした。

ボクにはとてもユニークな友達がいます。彼女はもういい大人なのに(ボクよりも少しだけ年上です)自分の髪を自分で切っているんですが、カミソリで後ろ髪を切る際には、3カ月に一度くらい首も一緒に切ってしまいます。

ある日、首に貼ってあった絆創膏が真っ赤に滲んでいたので、
「うわっ、どうしたん。血だらけやんか」
「あっ、これ違うねん。赤チン塗ってるねん」
「赤チンって、今どきどこで売ってるん」

今ではすっかり見なくなってしまった赤チンの正式名称はマーキュロクロム液。実は2019年5月31日をもって製造販売が禁止されています。彼女とのやり取りがあったのは昨年2019年のこと。彼女は最後の赤チンユーザーだったのでしょう。そう思うと感慨深いものがありますね。

赤チンはさておき、3カ月に一度くらい首を切ってしまう実にキュートな彼女と並んで歩いていたときのこと。

ボクの左あごにできたかさぶたを見つけるや、
「かさぶた剥がしたろか~」
首の後ろにできた自分のかさぶたを棚上げにして、彼女が意地悪そうに言うのでした。

そのときにひらめいた曲が今回の『かさぶた』です。
かさぶたをめぐってベッドトーキングする大人の男女を描いた、ちょこっとセクシーな歌になっています。

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