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「さくら猫活動」福岡県の実情

福岡県での「どうぶつ基金」活動実情

どうぶつ基金さんによる「さくら猫活動」は全国的に広がりを見せ、素晴らしい実績を各地で上げているようです。ということは、不幸な運命を担って生まれてくる仔猫たちの数も、少しづつでも減ってきているということですね。北九州も早く行政主導による一般への呼びかけで、参加ができるような環境が、整えばと願っています。

10月実施されたどうぶつ基金さんによる福岡県での活動報告をどうぶつ基金mailの案内文から紹介します。

福岡10月度実施実績

どうぶつ基金病院福岡10月では、
行政枠10件:291頭
団体枠1件:30頭

計:321頭のノラ猫さんがさくらねこになりました
手術実施日:10月4日 ~7日 (実施筑後地区)
獣医師:斎藤(院長)、山口(どうぶつ基金顧問)、青山
ボランティア獣医師:石川、平出、佐藤

手術数は321頭でした。一頭は既に手術済み耳カット済だったので、そのまま元の場所に戻しました。

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メスの妊娠率は3%でした。

協力病院開業情報

平出先生は東京から、佐藤先生は札幌からボランティア参加していただきました。佐藤先生は札幌で「えぞりす動物クリニック」を開業されました。
地元大川市からいつもボランティア参加してくれる石川先生は、12月に動物病院を開業されます。どちらもどうぶつ基金の協力病院になっていただけました。全国から、ここ筑後に集まった獣医さんが、さくらねこの輪を全国に広げていきます。

下関市からの参加

10月は福岡県の9行政と、遠く山口県下関市保健所からも猫が運ばれて手術を受けました。一般社団法人リアン以外は全て行政からでした。

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下関市からは今回、初めて公用の動物運搬専用車に乗って猫たちが九州に来ました。ピカピカのステンレスで仕上げられた車内はとても清潔です。コロナ禍において行政職員さんが公務で県外に移動することはとても大変です。本当にご苦労さまでした。引き続きよろしくお願いします。

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他にも行政の公用車で職員さんたちが続々と猫を運んでくれました。福岡でどうぶつ基金病院を始めたことで、行政の理解が深まってきたことを実感します。反面、予定をはるかに超える行政による申請数のため当面、協力団体のリアンと行政枠のみの申請ができます。
どうぶつ基金病院福岡での無料手術をご希望の個人、団体の方は、地元行政に相談して行政からどうぶつ基金に行政枠申請を申し込んでもらうように要望してください。
このような大規模プロジェクトが行えるのも特定非営利活動法人あおぞら(杉原 英子/塚田 澄代/白川 頼子)さまはじめ、応援していただく皆様のおかげです。

どうぶつ基金は皆様の期待に応えるべく、さくらねこTNRを加速して、殺処分ゼロを実現させます。引き続き応援をお願いいたします。

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おわりに

私どもは保護活動、里親探し、地域猫活動等行っていますが、まだまだ力不足でほとんど何もできてないといえるような現状のなか、情報だけでも発信しながら北九州市でも、この様な有意義な活動がもっとポピュラーな形で、一般に知られて浸透していくことを願っています


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