[日本語]マテリアルデザイン 『Language support』#19
Language support(多言語対応)
「Language support(多言語対応)」の章では、「多言語をサポートする際の考慮事項」がまとめられています。
Glyphs(文字セット)
各文字言語は、「Glyphs」と呼ばれる独自の文字セットを使用します。
UI 内で複数の言語を使用している場合、タイポグラフィのレイアウトは言語によって異なる必要があります。
Length(長さ)
同じ「Glyphs(文字セット)」を使用する場合でも、単語の「Length(長さ)」は、言語によって大きく異なります。
たとえば、ドイツ語は英語よりも長い複合語が多く、英語のみを考慮した「UIのレイアウト」をドイツ語に切り替えた場合は、文字が画面に収まらなくなってしまうことがあります。
Alignment(整列)
「Alignment(整列)」は、その言語が「左から右に表示する言語」か「右から左に表示する言語」かどうかでレイアウトを検討する必要があります。
Height(高さ)
多くの言語は「英語」での表示の場合よりも「Height(高さ)」を必要とするケースが多く、UIのレイアウトにおいても、言語による「高さ」を考慮して検討する必要があります。
Vertical typesetting(縦組みの文字)
Vertical typesetting(縦書き)は、英語ではめったに使用されませんが、
中国語、日本語、韓国語の文字では、縦に表示することが可能です。
言語カテゴリ
マテリアルデザインでは、多くの言語をサポートする為に、各国の言語を以下の「3つのカテゴリ」に分類しています。
English-like
Tall
Dense
English-like(英語のような書体)
西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、およびアフリカなどの多くの言語は「ラテン アルファベット」で書かれていて、これらは「English-like」と呼ばれる言語カテゴリに分類されます。
また、これらの書体は
Tall(高さのある書体)
アラビア語、ヒンディー語、テルグ語、タイ語、ベトナム語などの南アジアや、東南アジア、中東の言語などは、高さがある言語であり「Tall」と呼ばれる言語カテゴリに分類されます。
Dense(密度の高い書体)
韓国語、中国語、日本語などは「Dense」と呼ばれる、密度の高い言語のカテゴリに分類されます。
最後に
今回は、マテリアルデザイン「Language support(多言語対応)」についてまとめました。
各言語のカテゴリについてご確認されたい方は、下記のガイドラインをご覧ください。
https://material.io/design/typography/language-support.html#language-categories-reference
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