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少しのお花を楽しむ💐

当店は、お休みを終え新しい週が始まると
必ずお花屋さんに行ってお花を少量買う。

なぜ毎週少しのお花を買うのか。
それには楽しみという他にも様々な理由がある。

目次
・今になってきづくこと
・お花を飾る楽しさ
今になってきづくこと

我が家は、昔からお花があった家庭だったと思う。
田舎だから、庭には必ず何か咲いていたり、よく知らない草木が植えられていた。
どこの家庭でもそういうことはあるはずだ。

実家は、祖母や母がお花や野菜を作るのが好きでやたらと何かを作っては、うちで取れた野菜よ、お隣さんから頂いた野菜だの、お向かいさんが釣りで取れた魚だのと当たり前のように話してくれていた。

今になって気づくことは、当たり前であった光景がいざ自分1人で生活をしてみると、全く当たり前でなくなり、必要最低限で気持ちに余裕のない暮らしをしていたんだと思った。

お店を出すと覚悟を決めた時に、私はお花を飾りたいと思った。バーのメインであるバックバーのど真中にお花を飾るスペースを作りたいと思ったのだ。

それは普段余裕のない生活をしていた自分が
お客様に対してもよい環境でくつろいでもらいたい
と思ったからこそ、出来ていない事を表現したかったんだと今は解釈している。

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※写真 / バックバーの中心に置かれたお花

お花を飾る楽しさ

毎週、お花を選びに行くのは楽しい。
買ってくださいって言いたいわけではない。
詳しくなって欲しいわけでもない。

お客様には今週のお花は、〇〇だね。
今日の薔薇は綺麗だね。
いい色だね。
そんな会話は楽しいものだし、
お花はそこに存在するだけで、誰も傷つけず、
誰とでもほっこりした会話ができるステキツールなのだという事を知って欲しい。

街中にあるお花屋さんをただ通り過ぎるだけの生活をするのではなく、立ち止まって見るだけでもいい。
今の季節を感じるだけでもいい。
誰かを思い出すのもいい。
誰かにあげたいなって思うのもステキだ。

こんな状況の最中ではあるが
自然の力で少しでも癒されたり
ほっこりする時間ができるということを
改めて再認識できたし、皆様にも知って欲しい。

お花は、当店にとって会話の一つのきっかけともなり、看板でもあり欠かせない存在となっているし
うちのような小さな店でも少量のお花で楽しんでくれる方がいる。それがとっても嬉しい。

私は、バーテンダーとしても、人としても、
これからもそこにある小さなものにも気づけるように日々を大切に過ごしていきたい。

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