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花びら



心のドアをノックした。


ノックしてドアを開いて、中に入った。


そこには。情熱の炎が渦巻いていた。



そのドアを開いて、中にあった情熱に

火をくべて勢いを増したのは貴方。



どの人でも、誰でも、

どんなに気を許している人であっても、


私のその場所のドアをノックして訪問して

中に入る、入ってくることは出来ない。



厳重に、ギッチリと、鍵をかけている。



《どんな鍵でも開けてみせます。》って人でも開かない。開けない。開くことは出来ない。


なぜなら、

解除をするのは私だから。

私にしかわからない暗号がある。




その厳重にかけた鍵を…

いとも簡単に開けて中に入れてしまう、はいれてしまう人が。。ただひとり。貴方。


貴方が開いた。私の心の奥にあった扉。




    🌸  🌸  🌸


そこには、たくさんの花びらが、揺れ動いて咲き誇っていた。。


ゆらゆら ゆらゆら


ひらひら ひらひら


舞を舞っている。



その舞の中を貫いてくる、貴方の持ったもの。


真っ直ぐに垂直に

花びらの真ん中を突き進んでくる。



ひらひら ひらひら


ゆらゆら ゆらゆら


動く中を、



花びらが咲き誇ったアーチをくぐり抜けて

私のからだの中心部をめがけてやって来る。




    ✴️  ✴️  ✴️


私はだんだん動けなくなってくる。

突き進んで来る、来た、貴方の持ち物を

受け入れて受け止めるだけ。

ただそれしか出来ない状態。




「さぁ、いらっしゃい。。」と言わんばかりに溢れかえる貴方への情熱の炎が、

私の真ん中の中心部を突き進み暴れまわっている貴方に合わせて燃え盛っている。



「このまま行ったらどうなるんだろう…」

一瞬、不安がよぎるようになってしまうこともあるけど。。貴方となら大丈夫なんだった。貴方に任せていればいいんだった。



ここに。来れるのは…貴方とだけ。

貴方と行かないと観れない景色。

色んな世界を開拓する行為。。




「今だ。一緒に……」

貴方の言葉に合わせて、私は貴方と一緒に動く。。動いていく。





貴方と一緒に…

ゆらゆら ゆらゆら ひらひら ひらひら

花びらと舞い、踊り、咲き誇り、

いつまでも。。。濡れ続けていよう。。。










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