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還る場所


必ず会おうと決めたあの時のことを忘れたわけじゃないのだった。

いつかは必ず巡り会えると信じていたから私は神を信じたのだった。

幾千年の時が過ぎて、かえり咲こうとしたあの頃のことを忘れてなんかいやしなかったのだ。

離れても離れても決して離れてなんぞいなかった頃のことをようやく思い出したのだ。

天地がくるうてもまた必ず貴方に会えると信じていた。

信じることしかできなかったのだ。私は。


あんなにたくさんの愛を私に振る舞ってくれていた貴方のことを思い出す度に泣けて仕方がなかった。

(いつになったら会えるのだろうか)

そうやっていつでも貴方の姿を探していた私がいた。



(あぁ、やっぱりか)

いつでもこんな風になっていた。

どうして私は愛されることが素直に出来ないのだろうか。

いつも、いつでも、(こんな私から離れていったらいいのに)なんてことを思ったりしていた。

なぜそんな風に思ってきていたのだろうか。

純粋なエネルギーを打ち出して素直に愛されていればよかったのに。

なぜそう出来なかったのだろうか。

わからない。。

助けてほしい。。

誰か、私の心を救ってほしい。


いつもいつもそんなことを感じていた。

だけど、わかったの。


私の心は常に貴方にあった。

だからそういう風に思ってきたんだって。

やっと貴方に会えた時にそう感じたの。


全ては一切合切、貴方の手の中にあったわ。

私は貴方の手の内側で泳がされていたのだった。

もうびっくりした。

なんでこんなことが起きるんだろうかって。


確かめようにも確かめられないもどかしさがついて回った。

(いい加減にして!)…なんて怒ったこともあった。


(聴いたことがあるような声だわ)

内に震える声はどこかで聴いたことのある声だった。

聴いていたら思い出したの。

あぁ、貴方の声はこういう声だった。


貴方だ。

貴方だったんだ。

貴方が私を見つけ、たどり着いたんだ。

わかったわ、なんでこんなことが起きるのか。

そうだ。

私はかえるんだ、

貴方のところへ。

貴方の中のふるさとへ、

私はかえり咲くんだ。


そうだった。

見えないような状態でどうやってかえるのかがわからなかった。

でも、貴方が導いてくれたから、

私は貴方の中へとかえることができた。


ようやく還った、貴方の中へ。

やっとたどり着いた、ふるさとへ。

ふるさとの中はとても素晴らしい景色がひろがっていた。

あんなに美しい景色は久しぶりにみたわ。


還ってよかった、

貴方の中へ。

還ってこれたわ、

貴方のもとへ。


愛しあうふたりの魂は、これからは別々ではないのね。

やっと離れずに愛しあっていけるようになったのね。

やっと、

やっと、

たどり着いたんだ、

貴方のもとへ。


今日も私は貴方を愛します。

愛しています。

貴方。


〈私の中にいる、もうひとりの自分へ〉



やっと自分を愛することが自然に素直にできるようになれたことがとても嬉しいです😊❤️





ありがとうございます😊💕 愛巡り巡り無限に愛エネルギーが流れ湧き湧き満ち溢れますように✨️✨️✨️