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ドリアンの季節①

マレーシアに来て何度も不思議に思っていた。この国に住む日本人はなぜにそんなドリアンドリアン騒いでいるのだろうと。

ベトナム時代、私の周りにはそんなドリアンに注目している日本人はいなかった。

ドリアンの旬に敏感に反応し、ビターだとかスイートだとか、

口当たりがクリーミーだとか、そんなこと誰も言ってなかったぞ(その代わりライチの旬には皆うるさかったし狩りに行ってた)

ドリアンの時期には同僚が嬉々として社内でドリアンをむさぼっていたり、中秋節にいただく月餅の中身がドリアン餡だったり、旅行のお土産がドリアン饅頭だったりと

ベトナムでもドリアンの存在感はかなりあったし、私自身も何度か食べたことはある。

ドリアンの印象ってただ臭い。本当にそれだけ。

味についてはパクチーより1億倍マシだけど別に要らない、という程度。

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ところがどっこい。

マレーシアに来てしばらく経った頃から、ドリアン屋台から漂うドリアン臭を「あ...良い香り」と感じるように。もしかしてひょっとするとマレーシアのドリアンって皆が騒いでるだけあって本気で美味いんじゃないかという疑惑が浮上してきた。

旦那さんも同じくドリアンにとても興味があった。

マレーシアのドリアンって良い香りだよね!ドリアン食べてみたいな~俺1度くらいドリアンを食べてみたいんだけど...せっかくマレーシアにいるんだから食べといたほうがいいよね、あのチョーキットのドリアンチェンドルいつ行くの、今度●●がマレーシアにくるからドリアン食いに行こうかなあ、俺ベイビーちゃんが生まれたらドリアンに挑戦したいなあ...とこの1年様々な切り口でドリアンを食べたいと100万回くらい言っていた。

妊娠中はドリアンを食べないほうがいいという噂を聞いていたので(Grabの運転手さんにも何度か言われた)、産後4か月たった今ようやく私たち夫婦にドリアンを食べに行くチャンスが訪れたのである。


続く(引っ張りすぎなのは知っている)



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