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ニューノーマル時代のゆるい繋がりコミュニティの大切さ

妊娠期~復職間もないメンバーで活動している「両立チーム育児ラボ」というコミュニティを運営しています。現在3年目を迎えたコミュニティなのですが、今回コロナに伴い運営を全てオンラインに切り替えて実施しています。

コロナになり、頻繁に人と会う機会も減り、オンライン化をしたことで見えてきた、「ゆるい繋がり」がこの時代にはとてもマッチしていることを感じ、noteに書くことにしました。

月2回ほど、オンラインランチ会を開催して、1時間程度都合があうメンバーが集まり、育児やキャリアについて、今感じていることをシェアしたり、困っていることだったり、相談事を話したりしているのですが、産前のメンバーは、少し先の出産経験者メンバーに様子を聞けたり、復職前のメンバーは、復職後葛藤真っただ中のメンバーの話が聞けたりと、1時間の中で多くの対話が行われています。

ここに集まるメンバーは実際に会ったことはなく、オンライン上での対話、SNSなどの中でしか対話をしたことがないメンバーなのですが、先日参加メンバーから、「この距離感のメンバーだから話せる内容がある」という発言があり、とても納得感がありました。

毎日顔を会わす家族の距離感でもなく、昔からの友人という距離感でもない、同じ時期にライフイベントを経験しているという共通点だけで集まっている、しいて強い繋がりではない、むしろ「ゆるい(弱い)繋がり」のコミュニティこそ、このオンラインが発達したことによって生まれたコミュニティの形ではないかと思います。

関係性が強いコミュニティというのは、ある種村八分のような、離れたら0か100かという分断を生みやすく、大都市のようにお互いに関心がない社会というのも人の安心感は育まないでしょう。

徳島県に自殺率が低くて有名になった海部町の話。
強い繋がりではない関係性が大事という面白い例です。


これからのサスティナブルな社会には、こういったゆるいコミュニティという関係性があるかないかは、個人の幸福感にも繋がってくるのではないかと感じています。


私個人も、家族以外の人とリアルに会うことがなくなっていますが、ゆるい繋がりがいくつもあることで、孤独感もないですし、繋がりを感じることで安心した毎日を過ごせています。

オンライン化が進んだことで、近くに住んでいなくても、全国、世界にいる人とも繋がれて、本当にいい時代を生きているなと感じます。

毎日会うわけではないけれど、顔見知りの近所の人に「最近元気ですか?」と声をかけるような関係性みたいな、そんなゆるい繋がりを大切にしていきたいなと思います。

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