見出し画像

条件付きの承認からの卒業

「役に立つ人間でありたい」…

これは誰もが持っている感情だと思います。

では、役に立っていない人間っているのでしょうか?役に立つ、役に立たないというのは、社会や組織という人が作った指標の一つです。

赤ちゃんとして人間として生まれた瞬間から、誰かの役に立ち始めたのでしょうか?(もちろん、家族に癒しと愛という感動はもたらしてくれていますが)

私たちは、小学校から知識を学び、いい学校、いい大学、いい会社に入ることを求められ、社会という軸の中で、評価、ジャッジを受けて育ってきました。(それがいい悪いは置いておいて…)

社会に入れば、その組織の中で評価されるために、必死に成果を出し、結果を出さないと認めてもらえないのではないか・・と、時に自分の身体や時間、時には心を犠牲にして、自分の存在の証明に、必死に汗をかいていることもあるかもしれません。

独立してからも、売上が立たないと、自分は社会から必要とされていないような感覚になるし、自分なりに形になった仕事も、隣で同じような仕事で自分よりも何倍も成果を出している人を見ると、自分にはまだ力が足りてないなという気持ちになったり。

成果を出してきた経験がある方には、多いと思います。

他人と比較しない。自分には自分にしかない価値があると信じよう

と頭でわかっていても、このループになってしまうことありますよね。
これ、本当に自分の思考ループなんです。

先日、所属している勉強会で「恐れのワーク」というものに取り組みました。

自分が恐れているものは何か(それがなくなってしまうとどうしようもなく不安になってしまうものは何か)を深く読み解いていくのですが、恐れは、その人がどこかで体験したことがある痛みとして残っているので、またそれが起きていないにも関わらず、その恐れが来るが怖いので、回避行動を取るようになっているんです。

そして回避行動によって生まれた行動を繰り返し、ネガティブな現象(ループ)として繰り返し起こるようになって、初めて気づくんです。

例えば、離婚をくり返してしまう人や、仕事が続かない人や、身体を壊してしまう人、社会的に許されないような薬物、ギャンブル依存など、人生を壊してしまうようなことに繋がるケースもあります。

例えば私。私は「止まれない」という特性を持っています(笑)
ただじっとしたり、何もしないでボーっと過ごすということが非常に苦手です。常に、何かしていないと不安、且、役に立ったり、何か生み出し続けていないと落ち着かなくなります(笑)一つ、何かが形になると、また新たな形にしたいものを探して、それに向けて必死に走ろうとします。
(私は人から見ると、忙しそうな人、隙間がない人と思われています)

止まっている自分には「価値がない」「何も生み出していない自分は生きている意味がない」というような、恐怖が心の底のベースにあるからです。

(勉強会のワークでは、もう少し違う言葉を使ってますが、ブログ用に少し変えています)

自分で書いてても笑ってしまうレベルなのですが、この1年でやっと自覚的になれて、言語化できるようになったんです。

そのループにはどっぷりまっている時は高アドレナリン状態なのですが、一つやりきると、だいたい疲れ切って、何もできない状態になったり、身体のどこかを壊している経験があります。


先日の勉強会の「恐れのワーク」は、みんな、これを自分で書いていくと、不思議と笑えるレベル…になっていくんです。

私、また同じループ繰り返してるじゃん…って。いつもこのパターン笑!

笑えるレベルとして人に話せたりシェアできると、昇華の第一ステップとしてクリア。

自分という人間は、結局持っている特性と仲良くするしかないのですが、自分のループに気づけると、少しやり方を変えたり、身体を壊すまでやるような体の使い方はしなくなります。

ループだからまた発動するんだけどね笑。そしたら、また笑って見守り続けます。

また、自分は結局どんな世界を作り出し、その中でどんな源でありたいのか、ということを言語化していくと、このループにのまれないようになっていきます。(この話はまたいつか)

皆さんはどんな「恐れ」を持っていますか?

私たちは、赤ちゃんのときはただ、生まれてきたことに感謝をされていたのに、いつかの段階から、条件付きの承認を覚えてしまっているんだと思います。いい成績を取ったら褒められる、頑張っていたら認めてもらえる、自立できたら一人前…など、命に条件なんてないはずなのに、どこかで条件付きの承認を、自分にも他人にもするようになってしまっています。

自己探求の世界はまだまだ深いですね。

ライフキャリアサロンはじめました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?