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夫婦の別れを親子の別れにしないために

月曜日に調査報告書をもらってきた事と、明日調停と言う事もあり報告書の事ばかり考えている一週間だった。

「パパに会いたい、遊びたい」

「パパと釣りをしたい」

「パパとママと皆でパパのおうちに住みたい」

「パパと会えなくなった事が悲しい」

調査官調査で子どもの本心を聞けたことは良かったと感じているが、子どもはこの気持ちをずっと誰にも言えずにいたようだ。この気持ちを聞けるまで1年以上かかってしまった。

事前の話し合いなく別居が始まったのが2019年の1月。

調停が始まったのが2019年4月。

この報告書が出たのが2020年3月。

この報告書を元に明日の調停でどのような話になるのかは未だ解らない。感じるのは、この調査報告書が出るまでに時間が掛かりすぎていないかと言う事。別居から1年2ヶ月、調停が始まってから11カ月。

調停は4月から始まり6月、7月、9月、10月、12月。調査官の面談が1月。先ず調停の回数があまりにも少ない、調停の期間が開きすぎている。5月のゴールデンウィークや夏季休暇のところで2ヶ月期間が空いている。6月の時点で父子の面会は行うべき言う話が出ていたにも関わらず、その後3回しか会えていない事も理解し難い。

子どもの時間の流れ方は大人とは違う。子どもが「パパに会いたい」と言ってくれた事は本当に嬉しい。だが報告書が出るまで不安だったし、怖かった。まだ6歳の子どもと、1年以上離れて暮らして3時間しか会えていない…、私を嫌っている妻と子どもが一緒に暮らしている状況で、片親疎外の影響が出るのではないかと。

「パパは嫌い、会いたくない」この一言が報告書に記載されていたら、自身がどうなっていたか解らない。立ち直れなかったかもしれない、実際にそう言う話を聞く事は多い。

家庭裁判所はもっと迅速に対応をすべきだろう。また未成年の子どもを持つ夫婦が離婚を望む場合、「親教育プログラム」のような教育時間を設けるべきだろう。勿論「養育計画」の作成をする事も必要。相手の事が嫌だから、子どもを連れて出て行く、詳しい事は調停でと言うのは、あまりにも身勝手であり、子どもの立場に立っていない。日本の法制度は子どもの視点に立っていないし、制度や支援といったものが、決定的に欠けている。

離婚後の共同親権は勿論だが、こういった制度も整えていく必用があると感じている。

“夫婦の別れを親子の別れにしないために”

今の日本に生きる大人として、親として。しっかりと考えて行動していきたい。自分の子どもの「パパに会いたい、遊びたい」と言う気持ちに全力で応えたいと思う。

子どもは今月保育園を卒園し小学校に入学する。保育園の卒園式と小学校入学式への参加を妻の代理人に伝えているが、今のところ回答は無い。

子どもが「会いたい、遊びたい」と願っている別居親が子どもの人生の節目に立ち会う事が出来ない理由とは何だろう?

同居親の都合?

同居親の機嫌?

…そんな事が許されるこの国を変えたいと本気で思っている。


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