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【あ、い、う、え、お。】

言語の母音、つまり母の音だけを使うから、曲の題は「母の音」。
これは3年前に書いた、母の音シリーズの2曲目。元の投稿文には試作と書いているが、ここから更に手の加えようがなく、この形で落ち着いた。
https://www.facebook.com/1345160892/posts/10216172420086959/?d=n
(YouTube動画はありません。facebookの動画投稿にジャンプします)

当時のステージでは「母の音1」と「母の音2」を組曲的に繋げて演奏することが多かった。

即興表現にのめり込んでいた私は、この「母の音」という曲から、「和音進行」「メロディー」「ギター伴奏」といった音楽的な背骨を抜き去って、あいうえおだけを使う、という枠組みだけを残して複数人での即興表現を試みた。それが、母の音の一年後に生まれた「全員参加完全即興あいうえおーけすとら」だ。

「母の音」という曲から「完全即興あいうえおーけすとら」へ。すべてのことには端緒があり、逡巡があり、右往左往があり、変形も進展もあり、そしていまも生きている。この曲を聴きながら、これまでに要した時間、歴史に思いを馳せた。

ちなみに「あいうえおーけすとら」は私にとってすごく大切な表現で、今年リリースした最新アルバムの6曲目にも収録した。

 
◉お知らせ
アルバム『音楽と非音楽のあいだ=日常』をリリースしました。
私が書いた11曲を収録、37分。全曲無料で聴いていただけます。ご自身の音楽環境によってプラットフォームを自由に選んでいただけますが、YouTube Musicが聴き勝手が良いようです。
もしよろしければ、しばしお耳をお貸しください。
https://linkco.re/YZB33Asz

 
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