お酒を控えようと決めた理由

「投資家みたいに生きる」(藤野英人 著)
という本を読んだ。

著者のいう投資とは「今この瞬間に、エネルギーを投入し、未来からお返しを得る行為」

この言葉を少し補足する。

「エネルギー」とは、
「お金」の他、「時間」「主体性(将来どうありたいか・意志・情熱)」などをいう

「未来から」とは、
投資家は短期利益・一発逆転を狙うのではなく、時間がたつ程価値が上がるものに投資するため、将来のリターンに目を向けるということ。1日単位では何も変化がないことでも、5年・10年と経過するにつれ、その差が徐々に拡大していく。複利効果がその差の拡大に大きく寄与する。

著者のいう投資は、お金の話だけではない。

例えば「健康」

人生100年時代と言われる。
老後、病院で過ごしながら10億円持っていても、おそらく幸せではないだろう。

今日いっぱいお酒を飲んでも、
明日の体調にはさほど変化はない。
ただし、それが習慣化した場合、時間の経過につれて複利効果で健康が悪化していく 。

今日運動しなくても、
明日の体調にはさほど変化はない。
ただし、それが習慣化した場合、時間の経過につれて複利効果で運動能力が低下する 。

今、「主体性(将来どうありたいか)」を投入して、未来のために、お酒を控える。

今、「主体性」と「時間」を投入して、未来のために、運動する 。

「投資」の反対は「浪費」
「浪費」とは主体性がなく、エネルギーを使うこと。「お金」のムダ使いだけではなく、
だらだら過ごす「時間」なども含まれる。

「今しようとしている事は、投資? 浪費?」

行動の前に、この自問をしてみる。

自問を通じて「浪費」を控え、日常の中に「投資」を増やすことを習慣化する。

今もっているエネルギーを、未来に少しずつ回す感覚 。

日常に「小さな差」をつけて、日々を大切に生きる。1日では差が見えなくても、長期間の複利効果により圧倒的な差につながる 。

若いこともあり、私はこれまで健康面で特段問題は生じていない。そのため、過度な飲酒や運動不足など、健康管理疎かにしていた。その悪習慣による健康悪化は、日々複利で積みあがっている。いつか、問題が表面化する 。

そうならないために、未来に向けてエネルギーを回していくことに決めた。

これが、私がお酒を控えようと決めた理由だ。