食べる#28 40年来の幼なじみと丼の中で共演した話
先日、このようなイベントを開催しました。
アカモク愛強め女子の幼なじみYちゃんと
イノシシ愛強め女子のわたし。
それぞれの食卓で研究を続けてきました
(わたしは5年、Yちゃんはなんと11年も!)
アカモクとイノシシをわたしたちが思う一番美味しい食べ方で提供し、その魅力を知ってもらうことが目的です。
単なる飲食提供でなく、せっかくやるなら伝える場にしたい!ということで、あれこれ準備してきました。
今後に活かすための記録としてまとめてみます。
1.わたしとYちゃんの関係
『幼なじみ』と表現してますが、その関係はわたしたちが生まれる前から!
父親同士が独身時代からバンドを組んでました。
「子どもを同級生に!」と約束してたそうで、我が家ギリ達成(3月下旬生まれなわたし)
Yちゃんとわたしは学生時代は異なる属性だったと思います。
幼なじみじゃなければ、ここまで仲良くならなかったかも(…というか、みんなのアイドル的存在のYちゃんに話しかけられなかっただろう陰キャなわたし)
Yちゃん家族のおかげで体験できたキャンプやガールスカウトなども、わたしのその後に影響を与えてくれました。
2.アカモクとイノシシの関係
Yちゃんがアカモク研究をしていることは数年前から彼女のSNSで知ってました。
海の風景やアカモクの美味しい食べ方の共有など、その情熱はわたしにとってのイノシシと似てるなぁと。
帰省した時にアカモク狩りを体験させてもったり、Yちゃんもイノシシを解体体験したり。
交換体験や物々交換をして理解を深め、お互いが大切にしたいことは言語化してなくても、マインドが共有できたように思います。
「いつかコラボしたいね〜」
と夢を語ってました。
3.ことが動くきっかけ
わたしが安分亭を始めたこと、
一年の中でたったの数週間と言われるアカモクの旬、
それが重なった2023年3月。
「来月○日なら松江に行けそうなんだけど、コラボできん??」
Yちゃんの勢いと、わたしのなかのワクワク感。
これはやるしかない!
3週間で仕上げる!!
4.イベントのテーマ
わたしもYちゃんもそれぞれ
やりたくてやってきたイノシシとアカモク研究。
わたしも仕事としてイノシシを取り扱ってはいるけど、根底にあるのは
「なぜだろう?知りたい。」
この繰り返しです。
一方で、高校生の探究学習に伴走する機会が増えたり、前記事でも述べたアクセラレーションプログラムを受けたことから、
「原体験」▶︎「欲求」
のプロセスに価値を感じ始めました。
Yちゃんに至っては社会教育が本職で、高校生の探究学習に密接に関わっています。
お互いのやりたいことや教育について話してた時に、
「えっ待って?これってまさに探究じゃん!」
と結び付き、テーマは「大人の探究企画」に。
対象は違えど、Yちゃんの行動や思考を見てると、自分自身を客観的に見ているようでとても面白かった。
5.イノモク会とは
「大人の探究企画」は伝わりにくい
イノシシとアカモクの〜…は長い。
「名前付けちゃえば?例えばイノモク…とか」という髭からの意見。
それをまるっとパクる我々w
「じゃ、イノモク会で!」
6.やったこと
○コラボメニューの提供
これは主に安分亭オーナーであるわたしの担当。
Yちゃんの「こうやって食べてほしい!」を細かく聞いて、わたしのイノシシのこだわりと組み合わせ、何度も仮説検証。
家族やスタッフを巻き込んで最適解を探しました。
ちなみに、丼の上に乗ってる具材には役割があります。
わかる人にはわかるはず…
島根県が力を入れてる高校生の学びの祭典「探究フェス」をイメージしました。笑
それぞれの役割の配合と並べ方、食べる順序もかなり研究しました。
○イノシシ・アカモクの推し事帳
これはYちゃん担当。
これまで秘めてたイノシシ・アカモクへの想いを言語化して伝える。
最初はデータや論文も考えましたが、楽しんでることを楽しんで知ってもらいたい!ということで、Yちゃんが懐かしの「サイン帳」モチーフで仕上げてくれました。
○顔はめシート
わたしたちを紹介するコーナーに貼る写真を用意してた時、
「これ、くり抜いていい?」
と突然髭が顔をくり抜き始め、おもむろに運転免許証をセット。
誰でもイノモク体験ができる顔はめシートが完成しました!
これがなかなか盛り上がった。
いろいろ応用してみたい!!
○アカモクアンケート
Yちゃんが在店する日はアカモクを販売することにしてました。
「1パック何グラムが適正?」
「生とゆでだとどちらが使いやすい?」
「米とタレのセットの商品名はどれがよいか」
販売前に悩んでたけど、
「それを仮説検証しては?」
ということで、お客様にアンケートを実施。
わたしもfemeetsの時におもったけど、頭の中でいくら描いてても自信が持てない。
だったらさっさと出してお客様からフィードバックをもらおう!
今自分が思う最適を出してみて、返ってくる声にこそヒントがあります。
このあたりはまさに探究っぽい!
7.イノモク会を終えて
終わってまず第一声
「めっちゃ楽しかったー!!」
というYちゃんの声。
これでわたしはまず大満足。
今回はわたしのホームにアウェイであるYちゃんが参戦する形。
しかも山あいの店なので、海の幸とのコラボはとても珍しく、地域の方にとっても新鮮だったと思います。
八雲のおっちゃんたちからも気に入られ、あれこれもらうYちゃん。。さすが!笑
そして、「探究企画」第一弾なので、今回のフィードバックをもとに次の企画に続けたい。
わたしの中でも事業としてでなく、心の奥底から湧き出る個人的な探究心から行動できてることがミソ。
この心を忘れないようにしたいです。
次はあなたの街へ行きますよ〜
なんちゃって。
Yちゃんのアカモク探究記録はこちらから↓
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