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人に困らないお店11 面接時間はできるだけ長く。

こんばんは、サイヨウの哲です。

いきなりですが、
もしご自身が独身だったとして
異性と知り合ったときに
10分ほど話し、条件面だけ見て
「よし付き合おう!」と思う方はどれくらい
いらっしゃるでしょうか?

おそらく多くの人は、もう少し話をしてみたい、
どこかにデートに2,3回行き、
そこから決める人が多いと思います。

ではアルバイトの面接・採用で
考えるとどうでしょう。

・職務経験があるかどうか
・いつから働けるか
・何曜日働けるか
こういうことを基本に面接時間が10分ほどの
お店が少なくありません。

交際と採用は違う話ですが、
どちらも「人柄をきちんと見てから決める」ということに
関しては同じはずです。
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ウチのお店では面接時間を長めに取っています。
平均で1回1時間の面接。

初日で1時間話をしてみて、
こちらがきてもらいたいと思った子には、
2回目の面接希望を向こうに出してもらっています。

1回目で「ちょっと違うな」と思われたら
それはそれで構いません。
入ってもらってから辞めるよりははるかにマシです。

「アルバイトの面接に2時間も?」
とよく言われますが、
例えば、週に3日1日4時間働く子がいたとして
1週間12時間×4,2週で月に50時間。
50時間×12カ月で600時間。
600時間も一緒に働くとしたら
1、2時間の面接時間などそんなに長くないと
思いますし、10分少々の面接で
決められるほど、私は見る目がありません。

「一体何を話すの?1時間も?」

これと言った質問を
用意しているわけではありません。

私からは自分の商売に関する思い、
守ってほしいこと、今頑張ってくれていること、
ここで働くメリット、デメリットを
とにかくしゃべりまくり、
質問するのは「好きなこと」「休みの日のこと」
「アルバイト代で何を買いたいか」みたいな世間話です。

アニメでもアイドルでも音楽でも映画でも
テーマパークでも、こちらが全くわからなくても
自分のこと、好きなことなら話を
しやすいと思いますので
それを話してるときの表情とか、いかに楽しそうに
話してくれてるかを見ています。

飲食店の場合、お客様としゃべることが多いので
こういった、なんとない会話ができるかどうか、かなと。

1時間も話をすると、こちらもある程度
人柄も見えてきますし、
向こうも、自分と合うかどうか判断してくれます。
面接というのは、こちらが選ぶだけでなく
向こうもお店を見る時間であるべきなので。

仕事場なので、職場のルール、考え方に
賛同してくれる、協力してくれる人を見つける。

そのためにできるだけ時間を取る、
一見長時間が無駄に思いますが、
長い目でみると、その方が長続きするスタッフが増えて、
ストレスフリーになると実感しています。

『人に困らないお店 面接時間を長く取る』



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