読書感想文 川上未映子 愛の夢とか アイスクリーム熱

アイスクリーム熱

内容になかなか入らなくてすみません。
私は面倒くさい性格なもんですから、

主人公の女の子がアイスクリーム屋で働いていてそこによく決まったアイスクリームを買いにくる男性との話。

私は、この女の子の考える力、小さなことが気になる性格と行動力のギャップに驚いたことが後味として残りました。(アイスクリームに因んで)

私もアルバイトでレジをしていて「ああ、かっこいいかもこの人、あのシャツどこのかな?眼鏡お似合いだな。お仕事何してるのかな」とか目を合わせないように、商品の賞味期限とか、洋服のサイズとにらめっこしながら考えているのですが

きっと常連さんでも、一緒に帰ろうなんて言えない。まあ何かが起きない限り、物語として成立はしないと思うのですが、純粋にそんなことを思いました。

そして、え?その先は???と気になる終わり方。物語として書かれているのならば、その先がもっと知りたい。この先がないのなら、常連のままで時が過ぎ去ってくれ、と。

私は私を投影したいのでしょう。物語を読んで共感したい、ハッピーエンドになれば、今の私の生活に不満があっても、救われる気がするから。自分勝手ですね、わたし。

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