このままじゃいけない、でも分からない。
Twitterで、アメリカの黒人差別に関する動画を見ました。
きっかけは「George Floydさんの事件が起き、今アメリカは暴動が起きている」というニュースを見かけた事です。
黒人のGeorge Floydさんは、白人警官に首を膝で押し付けられて死んでいった事を知り、調べている最中にその映像も見ました。
じっと心を押さえつけられた様な、悲しさと怒りだけ。
別に僕は黒人差別について深く知っているわけでも無く、今まで気にも留めずに生きてきました。その僕が、悲しいなどと言っても薄っぺらい言葉になるのは分かっています。
その後、この様な事件は珍しい事ではなく頻繁に起こっていること、昔から変わっていないことなどを知りました。
そんな時、目にしたのが上の動画です。
◇
僕は17歳で、彼は16歳です。
僕は今のところ差別は無く、悩みと云えば課題の多さくらいで衣食住は満足していますが、彼は一つ下の年齢なのに黒人であるだけで、その全てを背負っています。
そして年齢の近い人がこの様な現実にあると知り、自分を顧みずにはいられませんでした。
今、アメリカではこんな事が起きている一方で僕といえば、呑気に音楽を聴き、のんびり過ごして、適当にみんなと同じ様に勉強して、やりたい事がないから適当に大学へ行く為に受験勉強して、なんか騒いで過ごす日々です。
でも彼は同じ少年なのに、生物的には全く同じ人間なのに、一つだけ違うだけで黒人差別とか、その歴史とか未来が全部彼の肩に乗っかっていて、それを見ているだけ
その強烈な現実に、単純に言えば突き動かされました。
僕は傍観者ではいけない。理由は分からない、でも少なくとも、このままじゃいけない。
上手く説明出来ないし、ましてや文字で伝えられないかも知れないけど、彼らに悲しんで欲しくない。
その為には、何が出来るんだろう?
僕には何が出来るんだろう、そんな事を強く感じさせられました。
〈6/5 追記〉
George Floydさんの署名です。
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