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人類最強の天才に、アイパッドで挑む

検索中、こんな算数問題が目に留まりました。

小学四年生の知識があれば解けます。

小4のさんすうちしき…ちなみに三つとも正方形です。四角形の計算法はたしか小4で習うので、それがわかっていれば解けます。

言い方を変えれば小4までのさんすうで解いて見せろということです。

x とか y とか z とかを使って連立方程式を作るなんてのは高校数学なので却下という、そういう問題です。

先日買い入れたアイパッド(10世代型)には「フリーボード」という落書き帳があって、指でもペンシルでも落書きができます。ペンシルで上の正方形三つを描いてみて、その後一番右の正方形の辺の長さを「1」と書き込んで、すると二つ目の正方形の辺の長さは「5」になって、最左翼のは自動的に「19」になるのをひとつひとつペンシルで書き込んでみて、やがてこの仮定だと最左翼のものは縦の辺が「7」になってしまって「19」にならない、つまり正方形という設定が壊れてしまうので不可と気づいて、そこでこれらの数字をすべて消して、今度は「2」からスタートして…

こんなことをフリーボード上で繰り返すうちに、右から左に「3」「7」「9」の組み合わせなら成り立つしこれ以外の組み合わせではけして成り立たないと気づきました。

手を動かして順に試行していくうちに、そこに蠢く法則性に気づいていく…そういうさんすうもんだいですね。感心しました。

任意の自然数の二乗が並んでいく様を、こうやって正方形の連なりで視覚化する…あははこれと同種の問題がほかにもいろいろ作れますね。立方体つまり任意の自然数の三乗が並んでいく場合はどうかな?どうか皆さんも面白い算数問題を作ってみてください。


人類史上最高の数学天才ジョン・フォン・ノイマン(1903-1957)は、今でいう電卓が頭の中にあって、そればかりか黒板が何百枚もあって、そこにヴァーチャルにいろいろ書き込んで思考できたそうです。どういう脳になっていたのか… しかし今のアイパッドなら、これと同じことができてしまうのです。脳内にホワイトボードを置いて思索することはできなくても、アイパッドにあるフリーボードに指か、できればペンシルで書き込み&描きこみがなんぼでもできるし、消したり戻したり加えたりもささっとできてしまいます。紙だとだんだん描きたまっていって物理的にうざったく感じられるのが、デジタルならそういううざったさがないぶん、好き放題に試し描きできるのです。これには新鮮な感動を覚えました。

私はIT音痴なので、今必死にいろいろなアイパッドの使い方を、検索のみでは心もとないのでサポートコミュニティに質問して、少しずつ学んでいるところです。


余談ですが私の父はノイマンと縁があるひとでした。面識はありませんよ。しかし彼の残した業績のいくらかを、父は学んで、あるプロジェクトに活かして頭角を現したのでした。そういえば暗算も得意なひとでした。

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