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私が楽曲分析に執着する理由

先週、アイパッドがとうとう使えなくなってしまったので、新しいのに買い替えました。

12年使っていたというと、どなたも驚かれるようですね。ちなみに昨年1月まで使っていたノーパソは8年近く使っていました。電源を入れてからウィンドウズが立ち上がるまで5分、いやもっとかかる有様だったので、今のものに買い替えたのです。物持ちがいいというよりは、ずぼらに近いものです。何しろ新しいのに切り替える際に、データの移行とか設定を一からし直すとか、そういうのが面倒だったから。

アイパッドのほう、使い方を少しずつ学んでいます。アップルの公式サイトにあるコミュニティで質問しまくって、いろいろな技を身につけているところです。

ペンシルを使って、アイパッド上に書き込みできるのは便利ですね。私の楽曲分析の基本は、すべての音符にドレミをカタカナで書き込むというものです。移動ドでの書き込みです。素朴ですが極めて効果的です。これまではウィンドウズ・パソコンの snipping tool を使って楽譜の一部を切り取って、このツール上でドレミを書き込んできました。マウスを使ってね。マウスだと手振れがどうしても出るので、ささっとドレミが書き込めないのが難点でした。

アイパッド上ならペンシルでダイレクトに音符に書き込みができます。これは能率アップで助かります。

難をいえば、筆圧まで反映されるので私のような悪筆さんが使うと、悪筆ぶりがもろに出てしまうことと、色が snipping tool のものよりややくすんで見えることです。後者についてはアイパッドとパソコンの画面を連動させるフリーソフトを使ってなんとかできることを昨日確認しました。悪筆がもろに出る弱点は消せませんでしたが。

ずぼらな性格で、思索大好き人間なぶん思い通りにことを進められないと自分に腹が立って癇癪をおこすため、ITを含め雑仕事は苦手です。高度に創造的な思索が得意なぶん、物理現実における作業はなるべくルーティーンワークに収めたくなります。

私が楽曲分析に執着するのは、理論と実際のかけ離れを、分析と洞察力で補いたいという願望の反映です。これは子どもの頃から抱えてきた感覚です。本好きだけどいざ何かやってみると思ったようにいかない、本にあるようには進まないことに、この世の残酷さを感じたり、自分がニセモノなんだってひとり密かに後ろめたさを覚えたり… 焦らずあわてず、進んでいくつもりです。

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