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パリ五輪が迫るなか、振り返ってみよう東京五輪

オリンピック開会式と音楽の関係について、わけあって今いろいろ学んでいるところです。

この論考が面白いです。

https://tokyosymphony.jp/common/tso/images/pdf/concerts/essay-olympic.pdf

1964年東京五輪の音楽というと、黛敏郎のアレが最初に紹介されるようですが、古関裕而「オリンピック・マーチ」、團伊玖磨「オリンピック序曲」なんてのがあったようですね。


それから1972年の札幌冬季五輪では、山本直純「白銀の栄光」、古関裕而「純白の大地」、岩河三郎「虹と雪」などの行進曲が奏でれています。

五輪はもともと「肉体と精神の偉大な結婚」であると、提唱者クーベルタン男爵は公言していました。この精神に則って、1912年のストックホルム大会から建築、文学、音楽、絵画、彫塑の5部門で芸術競技がおこなわれるようになったとあります。

1952年ヘルシンキ大会以降は、メダル授与はなくなりましたが、1992年バル
セロナ大会からは文化プログラムとして実施されています。あの開会式は世界中からトップ・ミュージシャンたちが集まった一大音楽祭で、日本から(ニューヨークというべきかな)もこの方がたっぷり20分のマス・ゲーム音楽をひっさげて、かっこよく指揮していました。


2012年ロンドン大会になると、もっといろいろな音楽イベント盛りだくさんの開会式でした。

2020年いえ2021年の東京五輪はどうだったかな? 小山田なにがしが檜舞台から引きずり降ろされ、電通が予定していた当初のプランはコロナ禍ですべてパーとなり、苦し紛れに引っ張り出したのが「ドラゴンクエスト」など日本製ゲームのテーマ音楽でした。どなたが発案したのが存じませんでしたが、結果的に大成功となったのでした。


このテーマ、奥が深そう。もっと探ってみます。



追記。2021年東京五輪閉会式で冨田勲の曲が使われていたと知りました。

開会式でも、聖火点火のときに使われていました。


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