230116【津南】
雪が見たくて、旅に出ました。
目的地は新潟県中魚沼郡津南町。中越地方の南部に位置する町です。
数ある雪国の中から、なぜあえて津南だったのか。
それは、ちょうどその頃このような記事を見たからです。
津南は雪深い町で、その中で訪問診療などを通して医療を十分に行き渡らせるのには困難も伴うはずです。しかしそれは、住民の方々の医療へのアクセスを制限していい理由にはならないと思います。
上に示した総合診療専攻医等育成コースには、研修支援金および海外留学支援制度、さらには修了後の経営参画の可能性が含まれています。こうして医師の待遇を改善することによって医師が集まりやすい環境を作り、結果的に住民の方々の健康を守ろうとする取り組みには感銘を受けました。
その上で、将来的に私自身がこの町で働く可能性も考え、町の雰囲気を実際に知るため今回訪ねた形です。
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そろそろ旅の話をしたいと思います。津南町へのアクセスに使ったのはJR飯山線。除雪作業による折り返し運転のため、日中の戸狩野沢温泉行きというレアな車両に乗ることができました!
1両編成の車窓に映る十日町地域の雪景色はとても美しく、私はその景色を見ただけで満たされた感覚がしました。
信濃川に沿って疾走するワンマン電車は、およそ30分かけて津南駅に到着。雪による運転見合わせなども心配でしたが、無事に津南に降り立つことができました。雪国に来るたび思いますが、雪の中でも止まらない交通網とそれを維持してくださる方々の尽力には頭が上がりません。
実は津南駅には併設の温泉があるそうで、ぜひ入っていきたいなと思っていたのですが、訪れた日はあいにくの休業日…
しかも着いた途端雨が降ってくるというアンラッキーの連続でした。笑
よりによって傘を忘れていた私は、雨宿りと昼食を兼ねて駅前の「カフェ さんばる」さんに駆け込みました。
店内もお洒落で、地元の方々が何組かお茶をしていました。とても和やかな空間で、心が癒されました。
雨が落ち着くのを待って、お店を出ました。
津南駅から津南町の市街地までは1.5kmほど離れています。私は白銀の世界を市街地に向けてひたすら歩き続けました。厳しい寒さではありましたが、普段見られない景色に胸が高鳴っていたのを覚えています。
天気は途中から雪に変わり、望んだ通りの雪国の風景が眼前に広がりました。
雪に囲まれて暮らすのに憧れることもありますが、こうして実際に雪国の生活を垣間見ると、そうした希望は思い上がりであるような気がしてきます。プラスの面だけを見るのは簡単ですから。
そんなこんなで雪を浴びつつ津南町の中心部に到着しました。
役場のあたりの道は交通量も多く、活気がありました。写真は撮り忘れましたが「だんだん」というオープンスペースもあり、地域活性化への取り組みが伺えます。
また、津南病院も(外観だけですが)拝見してきました。
車がたくさん停まっており、この病院が地域医療に果たす役割の大きさを理解しました。
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津南で見たものはこのくらいです。
帰りの電車の都合もあって長い時間滞在できなかったのが残念ですが、また来たいと思えるような奥深さのある町でした。湯沢町寄りの地域にはスキー場もあるようですし、次はそういったレジャーも楽しめればいいなと思います。
今回はこんなところで。
書きたい旅行記はまだまだたくさんあるので、これからも色々と書いていくつもりです。また目を通していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
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