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コロナ太りかと思ってたら、癌だった話。①

遂に中年の仲間入り?

緊急事態宣言が出され、それに伴い我が職場も世の中に倣い長期休業を余儀なくされた2020年の春。

接客業なので、自宅で仕事をする事は当然無理。現場の人間は一斉に自宅待機となり、その長い休業から明けて現場に戻ったのが初夏くらい。
久し振りに戻った現場で、1ヶ月半の休業でこんなに体力が落ち、仕事の勘も鈍るのかと毎日自分のヘタレ加減に当時は凹んでおりました。

仕事中着る制服がまたゆとりの無いピッタリした、身体の線がモロに出るデザイン。
それだけでも中年体型にはリストラ案件となり得るのに、インナーはパンツインがお約束。
各地の現場で緩んだ身体の線が出てヤバいだの、動いてなかったから脚が筋肉痛だの、サイズが合わないなどと、悲鳴が出ておりました。
当然ながら自分も。

普段なら少し動いている内 緩んだ身体も徐々に元通りになっていくのに、お腹周りがたるたるのまま。
これは本気でヤバい。
ジム通いをせねば絞れぬトシになって来てしまったのか。

いや、休業中色々やってはいた。
特にお腹周り中心に絞る動画を観ながら、ちょこちょこ悪足掻きをしていても、もう絞れないお年頃になってしまったのか。

「それにしても、お腹周りだけ痩せない。アタシも遂に中年の仲間入りだ……。」「いや俺も出掛けられないから家で飲んでばかりいたら◯◯キロ太ってさあ、ヤバいよホント。」

と言う話を現場巡回に来た上司と話していた。

今思えば、この頃から症状が出ていたんだな。
お腹[だけ]が膨れると言う、卵巣癌の特徴が。

腹が痛い

そして夏の終わり頃、毎年夏になると調子を崩す、消化器官の回復が遅いなと思い始めた。

個人的に「胃腸の夏バテ」と呼んでいるんだが、秋になっても調子が元に戻らない。
今年の夏バテは長いなあと思っていた。
元々脂っこいものを苦手とする自分の胃袋が、脂もの以外も受け付けなくなっていく。

食欲がゼロに近いくらいに全く無い。
お腹は空いているのに、食べたいもの・食べられそうなものが何も浮かばない。
食べるとうえっと戻しそうになるし、実際戻す事もあった。
それでも何か口にしないと午後からの仕事に支障が出るので割り切って口に突っ込み、飲み物で流し込むが、それでも通常の半分以下しか食べる事が出来ない

因みに、これも卵巣癌の特徴です。テストに出ます。知らんけど。

食べたら食べたで、仕事に戻ると右の脇腹が差し込むように痛い。
たまに左側や、臍の下とかも。食べなければ痛みは出ない。
飲み物だけならセーフ。

なるほどこれは食事したから弱った胃腸が働かされて、それで痛むんだな。と、その時は思っていた。
最終的には1食につきゼリー系の飲料を1つ、いければ2つで日々を凌ぐようになっていた。
食事と言うより、身体を動かす為にエネルギー源を入れないと感覚。

その様子を側で見ていた部下に、「どう考えてもそれおかしいですから。いい加減、胃腸科行って薬貰うとか、胃カメラ飲むとかして来た方が良いんじゃないですか」と言われ、休み明けの度に「病院行きました?」と詰問されるのに閉口した病院嫌いのワタクシは、渋々観念致しました。

何だこれ?

丁度その頃。

帰宅してから横になりゴロゴロしていた時、いつものように腹の上をお構い無しに猫が通過。
痛いなこいつぅ!と腹を摩ったら、鼠蹊部の近くに何かあるのに気付いた。

感触的にころんとした、そら豆が少し大きくなったくらいのものがある。

あれ?ここのこれは何だろう?あっそうか、食べるもの食べてないから、滞った便が溜まってるなこりゃ。
でも、普段出てるものは軟便なんだよな。水分ばかりだし。
もしや……宿便?!だったら尚更、一度病院に行くか。

渋々と、スマホで自宅近くの消化器系内科を探し始めたのでした。


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