見出し画像

24歳になったのでメンヘラをやめたい

先日、誕生日を迎え、24歳になった。

お祝いしてくれた方ありがとうございました、とても嬉しかったです。
今年の抱負を聞かれて即座に答えられなかったが、「脱メンヘラ」にしようと思う。

恥ずかしながら私はいわゆるメンヘラだ。

12歳で恋愛を知ってから、今までずっと恋愛に頼って生きてきたし、常に見捨てられないかが不安で、情緒不安定だ。

大学時代は、当時の彼氏とよく夜ごはんを一緒に食べていたが、ある日彼に「今日は実家に蟹が届いたから家帰るね」と言われた。
普通に考えれば、そういう日があってもいいと思うのだが、当時の私はそんなちょっとしたことで「これはもう終わった、もう私のこと好きじゃないんだ」とか思ってた。
パニクった私は、「私と蟹どっちが大事なの!?」と、ドラマでも聞いたことないような突拍子もないセリフを大真面目に泣きながら口にしていた。

今は大人になって、この年でさすがにやばいなと思って我慢しているのと、昔より感覚が鈍って不安感の程度は落ち着いたけど、本質は変わってない。

あまり理解を得られないかもだが、どうしてこうなるかを自分的に言語化するとこうだ。

自分の存在が自分だけで肯定できない
そもそも自分が誰なのかよくわからない

自分が存在は、他者が自分の存在を認識してくれて初めて確かになる

周りの人が自分のことを認識してくれてはいるが、
友人や会社の人は常に私のことを考えてくれるわけでない

自分の存在が確立されず不安

常に私のことを考えてくれる人がいてほしい

恋人であれば、他のことをしていても会っていない瞬間も
心のどこかに自分をおいてくれる
(人によると思うけど少なくとも私はそう)

恋人が欲しい、その人に自分のことを常に考えていて欲しい

といった流れだ。

だから自分の中の最重要事項が、恋人が私の存在を大切に思ってくれているか、常に忘れないでいてくれるかになってしまう。

とはいえ、こういう話とは別に、私は本当に恋人を愛していると思っている。
でも、たとえば彼が体調が悪くて辛そうな時、普通に心配もするけど、そのせいで自分の存在が彼の中で薄くなってる感じが何より不安。心の中で相手の心配より自分の心配が勝つ時がある。
こんなの愛してるとは言えないよなと思って辛い。そんな自分がめちゃくちゃ嫌なんだけど、なおし方がわからない。

あとは、一晩で急に見捨てられたりしないのは頭でわかってても、不安で確かめてしまう。

私不安→私試す・暴れる→相手が疲弊→相手そっけなくなる→私もっと不安→私大暴れ→相手疲労困憊→、、、
次第にこういう悪循環に陥って抜け出せなくなる。

散々同じ失敗をしたので、もう繰り返したくないが、なかなかむずい。

世のメンヘラの中でも、こんな理路整然ぶって自ら語る人も珍しいのでは??希少な論理派メンヘラかもしれない。
そして大学時代は体育会の部活に所属し、肌はこんがり焼けていて、週4回トレーニングをしていて筋力もある色黒マッチョメンヘラだった。

「論理派 色黒マッチョメンヘラ」というワード、すごい想像つかなくて気になるな。「自分にハッシュタグをつけてください」とかの時に言いたくなってきた。
いやいや脱メンヘラの話だった。

何かしらの目標にがむしゃらに向かうことで、時間をパンパンに埋めることで、自分を意識しないで済むようにするという手もあって、ずっとそうやってきたんだけど、
24歳を迎え、1年後にはアラサーになる人間としてこの問題を根本的に解決したい。
大人になってこんなこと言っていて恥ずかしくないのか、と思われるかもしれないが、ちゃんと恥ずかしい。

しかも、今のところ改善傾向があまりみられないので、この調子で60歳とかになっても「私と蟹どっちが大事??私のこと好き??」とか言ってる可能性だってある。
そんな事態を非常に恐れている。さすがにキツすぎて寒気がする。

これからメンヘラを脱して、デヴィ夫人のような最強の大人になれる道を模索していきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?