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飽き性と浮気性のススメ

 出版編集A、ゴールデンウィーク真っ只中ではあるが第4回目の授業だ。

前回に引き続き、授業では2つのマガジン制作を進めている。noteのマガジンを作成していて、良いと思う文章に見える共通点の他に自分のことで分かったことがあった。(良いと思う文章に見える共通点の話はまた次回以降に)

・飽き性
・浮気性

この2つである。
それが何なんだという話に繋がるのだが、今回は授業課題、マガジン作成の途中感想を交えつつ、自分の飽き性と浮気性の話をネガティヴでもポジティブでも無い感じで綴っていこうと思う。

 2つのマガジンは与えられた2つのテーマに沿って作成している。テーマは文章で参考にするもの、自由テーマ。

自由テーマ、いたって楽なテーマ指定、やったー!と思った。
が、実際やってみると結構難しかった。

上記に挙げた通り、自分という人間は飽き性浮気性なのだった
自覚が無かった訳ではない、試しに心当たりある例を挙げてみよう。

・1つの香水や化粧品を使い切れない
・服の趣味系統がすぐ変わる
・アイドルを好きになれない
・テレビのドラマが見れない
・同じ味が続く一品料理(丼、ラーメン、ピザ)が苦手
・座学の授業は内職をせずにいられない
・本を同時に2、3冊読む
etc...

 わたしは、好きなもの・興味惹かれることを見つけたり、自分なりに調べることに関しては得意なのだ。しかし「複数の好きなこと・興味惹かれることを目の前に出されると、1つに絞れない。絞りなれていない。」のだ。
一昨日もケーキを買いに行ったら1つに決めきれずに3つ買ってしまった。(いつもこれぐらいのことでは気にも留めないけど、これスタンダードの生活をしているからこうなったことは薄々気が付いている)

 こんな感じで「好きなことに関して複数選択が当たり前」で生きている
noteで他の投稿者がアップしたものを見ていると実に様々なジャンル・分野の内容で多種多様な表現が見受けられる。
 noteの投稿物の厳選・選択はまさしくケーキ屋で苺タルトと苺モンブランのどちらにすればいいのかわからない状況とそっくりだ。こういう時は最終的に両方買ってさらにティラミスも買ってしまえばいいんだと、もうめちゃくちゃな始末である。

案の定、いろいろある中から1つだけ限定したテーマを決めることが厳しかった。ので、自由テーマでは”なんとなく好き・良い”という若干逃げの発想から出たテーマに決めた。雑誌の編集だとこんなのダメやろなー。

でも個人的には面白いと思える仕上がりにはなったし、前回テキストの終盤に書いた通り、個性的なマガジンにはなっているのではないだろうか?

 飽き性と浮気性は良くはないけれど、めちゃくちゃに悪いわけでも無い。それから、自分の性格を否定しても何にもならないじゃないと思う。時々反省はしつつこの性格も尊重して生活したい。悪く作用する時もあれば良い作用をする瞬間もある、はず。そう自己暗示して今日もわたしは紙粘土を触ったり絵を描いてみたりコーディングに励むのだ。

 ヘッダー画像は去年パリのモンマルトルで撮ったもので、おそらく野良猫なのだが画家たちの足元を行ったり来たりしていた。この猫は今も自由気ままに暮らしているだろうか、とか考えながら、わたしはティラミスの残りを食べつつ作業用BGMのダブステップを探しているのだった。