ミニミニ情報02武漢肺炎の表紙用

新型肺炎(COVID-19)の気になる乳児・幼児の症状について

「大人とはまったく違う!新型コロナウイルス肺炎「最大の偽装」医師:乳児は「胃の中(消化器系)」を攻撃する」

○WHO COVID-19の典型的症状を10から14に

 WHOが最近多数の症例を統合した後、新型肺炎(COVID-19)の患者の元の10の典型的な症状は14の典型的な症状に拡大しました。14の主な症状の中で、発熱と空咳が最も高い割合を占めました。

○『中華兒科雜誌』で中国本土で発表された最新の症例報告

 乳児・幼児は気道に感染症状はなく、代わりに「嘔吐や下痢など」の胃腸症状に注意です。
 新型コロナ肺炎の臨床症状に対応して、小児科医のChen Yiwei(陳鉉煒)医師はFacebookに投稿しています。
 「発熱や乾いた咳は、新型肺炎の最も大きな割合を占める症状ですが、乳児や幼児の場合、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸症状は、一般的な胃腸疾患として治療すべきではありません。」
○『中華兒科雜誌』掲載の最新症例報告
 症例報告によると、少年は当初、地元の診療所で胃腸疾患として治療されていました。
 3日間薬を服用した後、「下痢。元気で発熱はありませんでしたが、全身は無気力で食欲もありませんでした」。
 男の子の母親は安心せず、2回クリニックに連れて行かれた後、武漢小児病院の救急治療室に移送され、病院は男の子に体力を少しだけ与えて帰宅しました。
 しかし、最初の緊急電話の2日後、少年は高熱と息切れになり始め、2度目に救急病棟に送られ、小児集中治療室に直接送られました。

○男児 (小児の重症例)
・症状:咳も鼻水もなく、体温は37.3度で、発熱なし。
    嘔吐と下痢(各3回)
    食欲不振、全身無気力。
    →高熱と息切れ(入院)
    
・検査:入院2日目と7日目ではSARS-CoV-2は検出されず。
    (発症から7日目と12日目検出されず)
    8日目(発症から13日間経過)検出。
    (重度のウイルス性肺炎)

陳鉉煒医師は
 男の子が入院した2日目と7日目に新型コロナウイルスが検出されなかったことを指摘しました。
 8日目に、病院は3番目のテストを受けました。
 「症状の発症から重度のCOVID-19と診断されるまでに、ウイルス性肺炎、13日間。」
 彼は、これが中国での最初の症例であり、小児の武漢肺炎の重症例を持つのは世界で初めてであると述べました。
 この研究の著者は、他の病院の小児の確定症例38例を追跡し、
 発熱と咳に加えて、一部の小児は新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の症状を示したが、
 一般的には衰弱、筋肉痛、吐き気、嘔吐、下痢を示しました。
 「最年少は生後1ヶ月半の小さな赤ちゃんで、その臨床症状は頻繁な嘔吐のみです。」
 陳鉉煒医師は、新型肺炎(COVID-19)は「最大の偽装者」であると考えられる指摘しました。
 自宅にお子様のいる両親は、気道と無関係と思われる疾患の症状でも無視しないように注意してください。

乳児や幼児のいるご家庭の大人の方は…

 乳児や幼児ような小さなお子様の場合、大人と同様のごく一般的な新型コロナウイルスの症状が出るとは限りません。
 気道(呼吸器系)に疾患が見られず、胃腸(消化器系)に症状が現れることがあることを知っておいた方が良さそうです。
 ノロウィルスなどと勘違いしそうですね💦
 糞尿からも罹患するので注意が必要です。

 小さなお子様がいらっしゃるご家庭はノロ対策をされた方もいらっしゃると思います。お子様の脱水症状に気を付けるのと合わせて、下痢や嘔吐の際の処理の仕方はノロ対策が参考になるかと思います。

 検査では海外のケースで鼻口腔スワブからは陰性で肛門からの方が陽性が出たという話を聞いたことがありますが、参考にすると鼻や口よりも感染する可能性が高そうな感じがします。
 他に、感染者の涙からもウイルスが検出されたという話もありました。
 この二つは大人のケースでしたが、ひょっとしたら症状が消化器系に出るという事は、大人と違いACE2の出現が呼吸器系では現れにくく、消化器系に集中しているのかもしれませんね。
 研究されている方がいると良いのですが…。


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