武漢肺炎の表紙用

武漢肺炎について

武漢に原因不明の肺炎が起こったのを知ったのは令和元年の終わり大晦日の海外のニュース記事でした。

武汉市卫生健康委员会の紧急通知1(12月30日)

⁽以下Googleによる翻訳⁾
【緊急通知】 
【武漢の肺炎の原因不明】
武漢市保健衛生委員会は30日、緊急事態を発表し、上長の緊急通知によれば、「武漢市の南部シーフード市場」が次々と「肺炎の未知の原因」になったと述べた。仕事にうまく対処するために、すべてのユニットは、先週治療された同様の特性の原因不明の肺炎の患者の統計をすぐにチェックするように要求されます。

 私の中では、武漢肺炎(2019-nCoV)はここから始まりました。
 この時、漠然と拙いのではないかという気がしていました。
 根拠はたいしてないですが、中国の機関が「緊急通知」を行うというのは並々ならない事態に感じたからです。
 中国の大陸の歴史に根差した面子という価値観をご存じでしょうか?(実のところ、日本人が考えうる範囲の対面とは全く別物だったりします。ですが、この場では割愛します。)
 単に個人の発表ならば、その個人のみの倫理観や資質で采配が行われます。ところが、組織となると面子が重要になってくる、組織が大きければ大きい程、方々の面子を立てるために余程の事態にならない限り隠蔽の方向で向かいやすい性質を持っているという点のみで「武汉市卫生健康委员会」が態々行った「緊急通知」なるものは途轍もなく大変な事態の様に感じました。

新唐人さんの動画(1月5日)

 それから三が日が過ぎ、5日目、新唐人さんの動画がUPされてやはり武漢市では大変な状態になっている、しかも、立場の違う各々が各々の隠蔽ばかりに力を注いで防疫がおろそかになっているという、残念ながら想像通りの展開が繰り広げれれていたらしいことを知りました。
 (まさか、この騒動が12月初旬だとは知る由もありませんでしたし、逮捕者は直後に捕まっていることも、内1人が李文亮眼科医師が感染することも、闘病の末亡くなる知りませんでした。)

  12月31日時点で発症者が27人だったのが、1月4日には44人に増加、内7人が重症急性呼吸器症候群(SARS)と診断、デマ⁽噂⁾を流したとして8人を拘束。
 「華南海鮮市場」では表では海鮮市場、裏では各種野生動物の肉を売っている(微信ユーザー)中国メディアの潜入取材で捨てられた動物の市街を発見します。

橫河氏の懸念

時事評論化 橫河氏の3つの可能性
1)人から人の感染の場合
  これは最悪だ。
2)同一の動物が感染源である場合
  このウイルスの感染性は非常に高いことを意味している。
  これも悪い情報だが、コントロールは多少易しい。
3)それぞれ異なる動物が感染源である場合も最悪だ
   既に動物間でウイルスが流行していることを意味する。
武漢の病院関係者のグループチャット{武漢大学臨床04級(146)}
 李文亮 武漢 眼科「華南水果海鮮市場の7例はSARSだと確診される。」
 李文亮 武漢 眼科「(画像)」

武漢ローカルチャット1

 画像:「博奥医学検査所」が出した検査報告書では信頼度が一番高いと検出されたのが「SARSコロナウイルス」と記されています。

博奥医学検査所診断所1

 ???「同済大学の検査によると、病原菌はSARSコロナウイルスだが、当局は発表する決心がないようだ。」

武漢ローカルチャット2

グループチャット内の言葉の通り、12月31日12時半に配信の人民日報の見出しでは、「武漢原因不明肺炎はSARSと断定できず。まだ病因は未確定」

武漢肺炎についてのお触れ?jpg

「この時点では、まだ1例目の発生日時について当局は公表しておらず、当局が隠蔽しているのか本当にまだ分かっていないのか、どちらかで、どちらも良くない」と橫河氏。
 一方、1月1日、武漢市警察はネット管理に躍起となっていました。
 ネットでデマを流したとして、グループチャットの8人を法に則って処分したと発表。デマの内容については明かしませんでした。

預言者8人を拘束

 橫河氏:
 「これは中共の典型的なやり口だ。問題を解決するのではなく専ら人を解決するのだ。
 中共当局にとって、当局が発表した以外は全部『デマ』だ。
 しかし、当局の発表は政治と安定維持に基づくもので、医学に基づく発表ではない。だから、当局の発表は信憑性が低い。」
 武漢市当局によると、今回の原因不明のウイルス性肺炎発症者数は1月4日現在44人に増え、内11人が重症だとしています。
 また、中国のネットユーザーは、当局の情報隠蔽で感染が広がり多くの人が命を落とした2003年SARSの再来を危惧してます。

 1月5日の段階で、武漢の原因不明の実のところSARSに近いコロナウイルスだと日本に向けて新唐人さんは発信しておりました。
 そして、武漢肺炎は予想よりはるかに強い感染力で罹患者を増やし続けることになります。

 その後、春節前の1週間でポツポツと武漢肺炎が話題に上がるようになります。人から人への感染は濃厚といったウイルスに関する情報は、
政府や民間の既存メディアは中国当局*発表の物かWHO**発表の公式なものに準じて報道や注意喚起を行うようになります。

中国政府と
WHOのTedros Adhanom Ghebreyesus事務局長

 日頃から多くを隠蔽する中国政府とTwitter内でも窺い知る事のできる阿諛迎合のWHOのTedros Adhanom Ghebreyesus事務局長…彼らの上げる情報と発表の身の毛のよだつ活動は世界を脅かしています。

 孫向文さん以外からも「熱も咳もないという肺炎」の情報と、「いきなり倒れる映像」をいくつか上がっていました。春節前の重大な情報は、活かされません。

23日時点でWHOは専門家らが「緊急事態」の基準に達していると判断する中で「緊急事態宣言」を見送ります。

WHOが新型肺炎で緊急事態宣言見送り、感染力強いとの指摘も(字幕・24日)
世界保健機関(WHO)は23日、新型コロナウイルスによる肺炎が中国を起点に感染が拡大している事態への対応で前日に続き緊急委員会を開き、「国際的な公衆衛生上の緊急事態と判断するには時期尚早」との判断を下した。ただ情勢を緊密に注視しているとした。一方スイスで開かれているダボス会議で発言した専門家は、このウイルスがSARSウイルスほど致死率は高くないものの、感染力が強い可能性があると警告した。

 WHOのTedros Adhanom Ghebreyesus事務局長

今日、中国の習近平国家主席と私は北京で会い、新しいコロナウイルスの流行を抑える次のステップについて話し合った。 WHOは、中国がアウトブレイクの予防と管理に重要性を持っていることと、中国が実証した透明性を高く評価しています(機械翻訳)

 この「中国の透明性」はWHOが2019-nCoVに対するグローバルリスク評価を「中程度」から「高いレベル」という訂正を行ったtweetに添付した声明
「新規コロナウイルスに関するIHR緊急委員会の助言に関するWHO事務局長の声明」の中でも出てくる文言です。この種の言葉は正反対の現状を表す事が多々あります。

 ”情報”の大切さを考える

 今回当初からある程度当たりをつけてはいましたが、”情報”の重要性、観測点(ブイ)をあちこちへ設ける重要性を特に感じました。
(餅は餅屋ですが、餅屋以外に観測点を設けることで妥当性が見えてくることがあります。ブイの種類は多い方がよく、それぞれに役割があります)
 政府発表と聞いて感じた事があります。
 しっかりと運営が行われてきた国で安穏と暮らしてきた日本人としては、まずは相手の良心を信じ疑わない良心的習性があります。これは、美点であり、諸外国の性質を理解していないとそのまま他国も誤差の範囲で大幅当てはまると予測をつけることになり、大幅に認識がズレてしまいがちなので、このバイアスを外す為に幾つか試みなければいけないです。
 そして、それは国民一人一人はもちろんのこと、国が意識しなければいけない点だったりします。バイアスの掛ったままでは、国益の為、国民の利益の為の正しい判断に大きな支障が出てしまうからです。
 防疫の観点からも見積もりが甘く、判断が甘く、対処が甘く、余りの甘さにショックが大きく、国害行為をみすみす行わせたままでいるのが堪らなく耐え難く…でも、結局は何も変わらず、春節を迎え個人旅行者は受け入れ続け、諦念しました。
 取返しがつかない現状を嘆き悲観し悲しんでも現状は変わらないので。
 ならば、これを機に国の防疫対策が万全に整うことを希望したほうが有意義です。くよくよし過ぎると、基本的には貧すれば鈍する状態に陥り、色々と(?)よろしくないのが分かっているので、現状は淡々と対処しつつ、防疫対策が万全になる様に促せば良い、この方向性で進めた方が健全です。
 あとは、周期としては今月中旬から下旬に掛けて。できれば、振り返れば大山鳴動となる事を切に切に願います。
 2019-nCoVについて観測点の数々から特徴が見えてきて、陰謀めいた話題もトム・コットン上院議員の発言により口に戸を立てずに済む雰囲気が出来てきてよかったと考えます。

 李文亮Li Wenliang*医師について

 そして、今、李文亮医師が亡くなったことにより中国では大きな余波が大山を動かす勢いかもしれません。
 彼を含めた初めの8人は英雄としてよく話題に上がっていました。
 彼らが注意喚起を促さなければ、感染者はもっと増えていたという声もありました。

 2月1日の「SIXTH TONE」記事(のちに更新されています)

【「内部告発者」李文良の死が津波を引き起こします。】
>>金曜日の現地時間午前4時の時点で、キーワード「李文良の死」と「李文良の死」がWeiboトピックリストの上位2位になり、合計6億回以上の視聴がありました。
>>胡嘉は、この自滅的な流行に直面して、李文良の話は多くの中国人の「システム内の人々」の良心にも触れたに違いない、と彼は語った。

 日本語の記事もあります。

 李文亮医師のご冥福をお祈りいたします。






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