読みやすい文章ってね

読みやすい文章ってね。語尾がデスマス、言い切りで揃ってる。繰り返しがなく、よく編集されている。必要なところにハサミが入ってる。言葉の使い方が正しい。読者からツッコミが入らないように、洗礼されている。など文章講座の本ってありますよね。
私もそう思います。読みやすい文章には共通点がある。

では、読みにくい文章はダメかっていうことです。伝わる人にしか、伝わらない文章って書いてはいけないものなのか。

(薄々、気づいてると思いますが。文章オタクになりつつある、夫に当てた文章です。何かと、私の記事に批評してくれやがって。)

違いますよね。読みにくい、伝わりにくい文章って書いていいんですよ。なんで書いていいのか。

お笑いに例えてみましょう。
関西のお笑い。バライティのトークが漫談のような時もあります。あるある話をしても、あるあるを感じたことがない、理解できないことってあるじゃないですか。
これが文章にも、私はあると思います。言葉で伝えて理解するまで、聞き手の経験値で、話の面白さが伝わる伝わらないなど。
揚げ足を取る、笑いなんて特にですよ。無駄という、余白的な部分の味が効いて、番組を盛り立てる為には必要なのです。そんなところを編集で逐一切っていたら、肩が凝る番組で毎週見れない。ハマらないんですよ。

それに、ラジオもですね。彼らの武器は言葉しか無いんですよ。だから、付け足し付け足しで(話)しながら、リスナーを誘導していく。一辺倒の文章を読み上げてるだけじゃ伝わらないのですよ。

それにね。
なぜ読みづらい、理解にしにくい文章を書くのか。その方が面白いのからです。どう面白いのか。全員が面白いと感じることが本当に面白いものなのか。人は好みがあります。好みって、人それぞれだから、みんなに伝わらなくて、いいんですよ。自己満で。
自分の気持ち、あと、伝わってほしい人にだけ伝わればいい、と言う気持ちは、わかりやすさだけでは伝わないと言うことですよ。
わかりやすい文章を求める見本より、何を言ってるかわからない変態でありたい。

わかるかね、夫よ。

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