4,200万の女
私のことである。
この金額は家の代金と、利息を合わせた額である。なぜ、これが私に付けられた値札なのか。主人と結婚を機に、この家の購入をした。
その決断をしたのが、私であり、主人である。家族、ファイナンシャルプランナーからの反対を押し切って買った。
まず、私がインターネットから探してきた物件である。それから、不動産屋に連絡をして、説明を受けた後、2人で相談して買った。
彼1人では、この家を購入することはなかった。要するに、私のわがままで、月10万のローン返済、35年ローンを申し込んだ。主人を説得して、ハンコを押してもらった。婚姻届と家のローンの申し込みがほぼ同時期である。
若さと勢いとは、素晴らしいものであり、恐ろしいものである。伴侶と家を同時に手に入れる。結婚では、珍しくないが。好景気でもない今、言ってしまえば賭けでしかない。
もし、結婚した女性が4,200万ほどをかけて、養っていきたい女性ではなかったら、どうだろうか。主人に考える時間を与えなくて、本当に良かったと思う。
ここで、はっきり証言しておこう。私は、4,200万以上の価値がある女である。
なぜなら。その契約を交わすまで、家について、ローンについてよく調べた。そして、買えると確信した。それと、それ以上に自分に自信があったのだ。立てた計画を実行するだけの、『力』と『根性』があると。
最期に、こんな挑戦状を。
『女性がする決断』を負える自信がある男性へ
お金のかかる女性か、また大それたことを考える女性に惹かれてしまったら…。覚悟または犠牲かもしれない、自分が彼女を手に入れるために支払う対価を支払っても、女性があなたに与えてくれるものの大きさをよく『ものさし』で測ってほしい。
そうすれば、「こんなはず…」と嘆くことはない。
また、女性と一緒にいられて、支払った以上のリターンが見込める。
それではまた。
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