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【実績】プリンターのGUIデザイン

タイトルに【実績】が付いている記事では、僕が社会や顧客に向けてデザインしたものを紹介しています。

ホームユーザーからSOHO、オフィス用までの幅広い用途に応じたプリンターのGUIを統一するプロジェクトに取り組んだ。プリンターメーカーとしてのブランドイメージを向上させることを目的とし、コーポレートカラーの青を、GUIのテーマカラーに使用。フラットデザインを取り入れることで、最新のデザイントレンドに適応しつつ、低スペックのデバイスでもスムーズな操作性を実現した。また、様々なディスプレイサイズのプリンターに適用させるため、各ディスプレイサイズに適したグリッドシステムを開発。これにより、どのプリンターを使用しても一貫したユーザーエクスペリエンスを提供している。

組み込みGUIでは、ROM(Read-Only Memory)が不変のデータやプログラムを永続的に保存し、この記憶装置には一度書き込むと変更できない。システムの基本的な起動プロセスや変更されないプログラムは、主にROMに格納される。対して、RAM(Random Access Memory)は一時的なデータやプログラムを保存するための揮発性メモリであり、電源が切れると内容は失われ、動的なデータ処理やアプリケーションの実行に用いられる。従来のスキューモーフィックデザインは現実世界のテクスチャーや立体感を取り入れ、ユーザーに直感的な体験を提供してきたが、その複雑さはROMとRAMの両方に負荷を与えてきた。これに対し、シンプルでミニマルな要素を用いたフラットデザインは、アセットの削減や軽量化によって、ROMの使用量を抑えることが可能に。また、処理の単純化によりRAMの使用も効率化され、システムの動作速度とスムーズなユーザー体験が向上する。

DATE:2016
ROLL:GUI DESIGNER
TOOL:ILLUSTRATOR, PHOTOSHOP




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