1TOC@作業療法士

作業療法士です。 行動変容を軸に臨床しています。 同時にいろんな執筆活動をしています。

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最近の記事

アウトプット活動をがんばるぞって話。

久しぶりの更新。 10月~11月と学会参加が多くなるので、発表用資料やら準備やらに追われていました。 それに伴い、様々なプロジェクトの整理などなど。 また、少しずつnoteも書いていきます。 刺激をね、受けるんですわもともと若いうちは学会参加とか論文執筆とかは敬遠してました(泣)。 それよりもセラピスト以外の自分の好きなこと(バンド活動)ばかりに注力していたってのもあるのですが。。 でもこの年になってふと周囲をみてみると… 若い世代が頑張っていること なにより自分の娘(

    • “いい人”ではなく“建設的な人”を目指すことの重要性について

      それが患者さんでも同僚や上司でも、人間関係をムリなく築くことって難しいことなんだと思います。 でも見方を変えるだけで、非常に関係性の構築がスムーズになります。 今回はアドラー心理学から考える“建設的な人を目指すことの重要性”について解説します。 いい人から建設的な人を目指すことの重要性建設的な人は、無理をしない人間関係を築くことができ自分を勇気づけることができます。 そのために必要な要素としては… 嫌われてもよいと考える 苦手な人を再度考える セルフトークでライフス

      • 対人関係の作法とは?【人間関係をよくするための14のコツについて】

        生活をしていく上で、範囲はどうであれ“対人関係”というものはつきまとってくる課題です。 逆に言えば、この対人関係の課題をクリアすることで、非常に“生きやすさ”や“生活しやすさ”を得る事にもなります。 そこで今回はアドラー心理学を基に“対人関係の作法”から、人間関係を円滑にするコツを解説します。 人間関係がいつもうまくいかない 人と付き合うのがなんだか疲れた …なんて方の解決の一助になれば幸いです。 対人関係の作法ここでは、対人関係の作法についてアドラー心理学を基に、次

        • 劣等感による成長について -アドラー心理学から学んでみる

          劣等感ってネガティブな感情ですが、逆にこの感情を成長につなげることもできるんです。 本記事ではアドラー心理学における劣等感への考え方について解説します。 劣等感による成長アドラーは、劣等感が個人を成長させ、文化を発展させるとも述べています。 見る視点を変えれば、“劣等感”は“よりよく生きるための訓練”という捉え方です。 ちなみにこの“劣等”というのは、 器官劣等性 劣等感 劣等コンプレックス …の3つが主にあげられます。 以下にそれぞれ解説します。 器官劣等性(

        アウトプット活動をがんばるぞって話。

          人間関係での苦手意識をコントロールする6つのポイント 【アドラー心理学から学んでみる】

           人間関係を円滑にするためにも、相手への苦手意識を上手にコントロールする必要があります。とは言っても、そのコントロール方法…はいまいちピンとこないかもしれません。  そこで今回はこの“苦手意識”…特に人間関係においてのコントロール方法についてアドラー心理学と作業療法の観点から考えてみます。 苦手意識とつきあうために重要な6つのポイント 人間関係、対人関係をスムーズにする上で、障壁になってくるのが相手への“苦手意識”ではないでしょうか? この苦手意識と付き合うにはいくつかのポ

          人間関係での苦手意識をコントロールする6つのポイント 【アドラー心理学から学んでみる】

          相手がどんな性格かを知るためには?【アドラー心理学におけるライフスタイル形成について】

          人の悩みのほとんどは人間関係って言います。 そうなると、相手の性格の傾向を把握することって、解決策の一端を担うとも言えるはずです。 とは言ってもその“性格”も様々ですから全てを把握することは難しいかもしれません。 今回はアドラー心理学におけるライフスタイルの形成について解説します。 アドラー心理学における“ライフスタイル”とは?アドラー心理学においての“ライフスタイル”とは、“その人の思考や行動の傾向”のことを指します。 言うなれば“性格”ということですね。 またアドラ

          相手がどんな性格かを知るためには?【アドラー心理学におけるライフスタイル形成について】

          感情をコントロールするために必要な7つのルール【アドラー心理学から学んでみる】

           社会生活を送り、人間関係を築いていく上で自分の感情をコントロールすることは非常に重要なスキルになってきます。 それも自分を殺し感情を押さえつけるといった方法ではなく、上手にコントロールすることが必要です。 今回はこの他者への感情をコントロールするために必要な7つのルールについて、アドラー心理学とコミュニケーションを扱うセラピストの視点で考えてみます。 他者への感情をコントロールするために必要な7つのこと自分自身の他人への感情…主に負の感情をコントロールするために必要なこ

          感情をコントロールするために必要な7つのルール【アドラー心理学から学んでみる】

          職場の人間関係が悪くて働きにくい?【偏ったものの見方・考え方の“私的論理”が原因かも…】

          仕事のストレスってほぼ人間関係が原因…と言われています。 先輩や上司がすぐに機嫌を悪くし怒鳴る。 誰も助け合わないで、足を引っ張りあってる。 もう少し働きやすい職場ならいいのに。 …こんな悩みはだれもが経験していると思います。 一日のほとんどの時間を過ごす職場なのに、人間関係がギスギスしていれば相当なストレスです。 ただ、このギスギスして働きにくい…なんて時は、多くの場合相手を偏った見方の“私的倫理”で判別してしまっている場合がほとんどになります。 今回はこの私的

          職場の人間関係が悪くて働きにくい?【偏ったものの見方・考え方の“私的論理”が原因かも…】

          無駄な会議を少しでもなくすためのフレームワーク

          一般の会社員と同じで、医療関係者も毎日多くの会議があると思います。 でも正直「この会議意味あるのかな?」「これZOOMでよくない?」って感じることもちらほら…。 そこで今回は無駄な会議を少しでも少なくするためのフレームワークについて考えます。 職場の会議の非効率性への指摘だれもが一度は思う「非効率的な会議問題」。 やっぱり論文としてもありました。 2017年のYoergerの研究によると、会議での非建設的な批判や不満などの反生産的な行動が、会議の効果を下げ、参加者にフラス

          無駄な会議を少しでもなくすためのフレームワーク

          安易な精神薬の処方が、認知症の悪化の原因になるんじゃないのか?

          リハビリの仕事の関係上、高齢の入院患者さんと接することが多くあります。そして悲しいことに入院中に認知症が悪化してしまうというケースも多々経験しています。その原因の全部とは言いませんが、向精神薬の影響があると思っています。  今日はそんなもやっとしたことのお話。 安易に処方される向精神薬の問題ちょっと論文関係を調べると、やっぱり高齢の認知症患者に対する向精神薬の処方っての非常に一般的なんですってね。これは国内外問わないようです。 また認知症の患者さんに対しての薬物治療のリスク

          安易な精神薬の処方が、認知症の悪化の原因になるんじゃないのか?

          認知症の方への作業活動は、行動変容の手段として有用なんです

          作業療法は様々な手工芸や工作といった作業活動をリハビリテーションとして活用し、患者さんの健康を促す技術でもあります。 今回はこの作業活動と認知症について少し解説します。 なんで手作業が認知症のリハビリになるの?編み物や裁縫、折り紙や塗り絵など"手作業”と呼ばれるものは様々です。ではなぜこの手作業が認知症のリハビリになるのでしょうか? 理由としてはいくつかあります。主な理由は以下の通りです。 1.脳への刺激になるから  手作業は、脳の複数の領域を同時に刺激するため、認知症

          認知症の方への作業活動は、行動変容の手段として有用なんです

          GTD×MECE×意思決定支援ってツール化できないのかなって考えています。

           臨床にいると、患者さんの意思決定ってものがどうしても疎かになってしまう場面に遭遇します。それは、リハビリ時間の中でも、医師によるICの時でも、ケアマネとのサービス担当者会議のときでも…なんとなく「あ、患者さんが付いて来れていない」って時があります。  なんとかできないものかな…と考えている今日この頃なので、少し頭を整理しようかと思っています。 意思決定とはそもそもこの意思決定ってなんぞや?って話。改めて調べてみました。 つまり、医療に関する様々な選択肢の中から、自分にと

          GTD×MECE×意思決定支援ってツール化できないのかなって考えています。

          行動化に繋がらない感情は建設的ではないんだよって話。【結局動いてなんぼなんですよ】

          ここ数年、タイトルに書いたような考えがあります。 どんな感情でも、行動に昇華することができないなら、それはあまり意味がないんじゃないかって。 だってそうじゃない?この世の中、行動してなんぼなんでしょうから。 今日はそんなお話。 感情と行動について 「感情」と「行動」って言葉、それぞれの意味は分かるかと思います。 あらためて定義ってなんぞや?と振り返ってみると以下の通り。 感情の定義 ・精神医学・心理学では感情(英: emotion)と気分(mood)を区別することがあり

          行動化に繋がらない感情は建設的ではないんだよって話。【結局動いてなんぼなんですよ】

          セルフイメージを高める支援もセラピストには求められているのでは?【自己評価を高める3つの感覚】

           セルフイメージって言葉、聞いたことがあるでしょうか? “自己評価”に意味としては近くなりますが、どうしても障害を持つ方はこのセルフイメージが低くなる傾向があります。 そこで今回はセラピストによる“セルフイメージを高める支援”について考えてみます セルフイメージとは? セルフイメージを端的に説明すると、潜在意識化での自己評価とされます。つまり「自分はこういう人間だ!」と思いこんでいるイメージですね。 普段の何気ない一言や、考え方、行動などはこのセルフイメージによって影響を

          セルフイメージを高める支援もセラピストには求められているのでは?【自己評価を高める3つの感覚】

          生活習慣を変えるためのコツとは?【結果ばかり追うことは不幸になるんです】

          飲酒でも喫煙でも、運動や勉強でも…体に馴染んでしまった“生活習慣”をすぐに変える事ってなかなか難しいです。 「気合だ!」と根性論で一時は変わったとしても、それを継続するとなるとちょっとしたコツが必要になってきます。 そこで今回は“生活習慣を変えるためのコツ”について解説します。 習慣を変えるには? まずはじめに“習慣は必ず変えることができる”ということを理解する必要があります。では、そもそもこの“習慣”とはどのようなものなのでしょうか?  習慣の意味を考えると次のような文

          生活習慣を変えるためのコツとは?【結果ばかり追うことは不幸になるんです】

          物事を続ける力である“継続力”とは?

          作業療法士は生活を支援するセラピストです。 この生活を支援するということには、決してリハビリ介入時のみの単発的な改善では成りたたないことは周知の事実です。 その動作や行動が習慣化し、その状態を「続ける事」が重要になってきます。 今回はこの「続ける力」…『継続力』について解説します。 継続力とは? そもそも"継続力"とはどのようなものでしょうか? とは言っても、“物事を続けること=継続”の力という理解で間違いはないのでしょうけど(苦笑)。一応調べてみると… …のような説明

          物事を続ける力である“継続力”とは?