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濱帯プロジェクト - 防災士への道 -

濱帯プロジェクトを始めてから、帯の活用法として「防災」があることを再認識しています。

例えば避難時の抱っこやおんぶ。
手元に普段使っている抱っこひも等があれば良いですが、無い場合はどうするか?
乳幼児だけではなく、小学生や家族がけがをした場合、どのように担ぐか?
そんな時にも帯が活用できます。

また、帯をロープとして使う方法もあります。
ロープはハシゴ代わりや、人命救助など広い用途に活用できます。

そこからさらに考えは派生し、もし目の前で家族が倒れたら?
正しい応急処置の方法、AEDの使い方など、いざという時に自信をもって対処できるか?

2014年横浜防災フェア

過去に簡単な防災講習や救命講習は受けたことがありますが、大人数での講習だと実演するのは一部の人のみ。遠目から眺めつつ、なんとなく分かっているつもりでも、実際にそのような場に遭遇したら、自信を持って迷いなく対処できるのか?
一刻を争う場ではモジモジは禁物。
自信をもって人命を救助できるよう、基礎知識をしっかり身に着け、さらに帯を使った応急処置や防災の活用法も正しく学びたいと考えました。

日本防災士会

正しい情報を教えてもらうため、日ごろお世話になっている神奈川県の男女共同参画センターや横浜市経済局さんを通じて防災部門や消防局に問い合わせをさせていただきました。そしていくつかの相談先として教えていただいた団体の一つに「特定非営利活動法人 日本防災士会」がありました。

日本防災士会とは
日本防災士会は、防災士の資格を有する有志で構成された特定非営利活動法人(NPO法人)です。
日本防災士会は、会員相互の交流と親睦を図り、一人ひとりのスキルアップと地域防災力の向上をめざし、安全で安心な社会の実現のために活動しています。

特定非営利活動法人日本防災士機構のサイトより

なるほどデスネ。
防災士会に属する「防災士の資格を有する方」であれば専門知識があり、正しい情報を教えていただけそうです。
防災士とはいったいどのような資格なのか、さらに調べてみました。

防災士とは

防災士とは
特定非営利活動法人日本防災士機構(東京都千代田区。國松孝次会長)が認証する民間資格で、「“自助”、“互助”、“協働”を原則として、社会のさまざまな場で、減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有する者として認められた人」のことを言います。
1995年に発生した阪神・淡路大震災では6,434人もの尊い人命が失われ、経済被害は約10兆円にものぼりました。この震災で明らかになったことは、災害列島と呼ばれるわが国においては、「事前の防災対策」と「災害発生時の応急対応(減災活動)」の両面について「全国民的な備えが必要」だということです。
この教訓を活かすために、地域防災力の向上を担う新しい民間の防災リーダーを飛躍的に拡大・養成することをめざして、特定非営利活動法人日本防災士機構が設立され、2003年10月に初めての防災士が誕生し、防災士制度がスタートしました。

特定非営利活動法人日本防災士機構のサイトより

確かに日本は4つのプレート上に位置し、地震が頻発する国。
阪神淡路大震災のときは、その救助状況から、大きな災害の時は「国が即座に助けてくれる」ということは難しいという事実が明らかになりました。
同時多発的な災害には救急車も消防車も足りません。
自衛隊でも数千人を一度に救助することは困難です。
「全国民的な備えが必要」というのはまさにその通り。
備蓄も知識もできるだけ多くの人が持っていたほうが良い。
自分の身は自分で守る、自分の家族は自分たちで守る、そう考えると防災士の方に教わる方法ももちろんですが、自身でも防災について学び、防災士の資格を取れるレベルの知識を身につけることが最も近道な気がしてきました。
うん、そうに違いない。

防災士への道

防災士の資格を取るためには3つのステップがあり、その内容は以下の通り。
(1)「防災士養成研修講座」を受講し、「研修履修証明」を取得する。
(2)日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」を受験し、合格する
(3)全国の自治体、地域消防署、日本赤十字社等の公的機関、またはそれに準ずる団体が主催する「救急救命講習」(心肺蘇生法やAEDを含む3時間以上の内容)を受け、その修了証を取得すること。

よし、チャレンジしてみよう。
防災士の資格は正しい知識を身に着けるだけではなく、いざという時に家族や身の回りの人を助けることにも役立てることができる(に違いない)。
万が一の時にモジモジせず、自信をもって救命処置を行えるようになるためにも防災士となり、そして濱帯の使い方にもぜひ防災視点を取り入れたい。

そんな2022年冬です。

鉄は熱いうちに打て。

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