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第73回駒場祭企画 銀杏並木文学賞   【第33回銀杏並木文学賞募集中🌱】

 東京大学学友会学生理事会 

学友会学生理事会です。
この度は、今noteを訪れてくださり、誠にありがとうございます。

*学友会とは

東京大学教養学部学友会は、学生の自主的活動の環境向上を目指す学生自治団体です。教養学部前期課程のクラスと、駒場で活動するサークルの多くが加盟しています。
具体的な活動としては、窓口での現物援助及び印刷代援助、サークルへの予算援助や高額備品援助、貸出施設の管理・調整、部室割り振り、銀杏並木文学賞の運営などが挙げられます。

*銀杏並木文学賞とは

銀杏並木文学賞とは学友会学生理事会が運営する文学賞であり、主に駒場キャンパスに通う学生を対象としてきました。
歴代の受賞者には、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏や、元東大総長の蓮見重彦氏も名を連ねる、歴史ある文学賞です。
第一回が開催され た 1960年代ごろから、途中不定期開催となりながらも、駒場キャンパスで教養学部の教員の皆様の協力を得て行われてきました。

*前回の銀杏並木文学賞

2014-15年開催の第31回銀杏並木文学賞から、5年ぶりの開催となっております。
新型コロナウイルス感染症の対策により大学が封鎖され、学友会の支援する文化活動の多くが困難になる中、今行うことのできる活動として銀杏並木文学賞の開催を決めました。
全27作品の応募から学生審査員による一次審査、村上克尚先生、郷原佳以先生、武田将明先生による二次審査を経て、受賞作品が決定しました!

*先生方の公式ページ 
村上克尚先生 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/k0001_02294.html
郷原佳以先生 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/k0001_00123.html武田将明先生 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002176.html

*前回の受賞作品紹介

ご参加くださった方々に許可を得た作品を掲載させていただきます。

*大賞作品

5年前開催の第31回銀杏並木文学賞では大賞が出ませんでしたので、10年ぶりの大賞です!!
また、先生方3名全員一致の1位でした。

「虫取り」 (純文学 10万字)山岡良太  工学部物理工学科
https://drive.google.com/file/d/1VZqt6WPtWFZZy6LCqMwZSrq_7qi4i61z/view?usp=sharing

*先生方からの講評*
・後半で稀に筆が急ぎすぎていると思われる箇所はあるが、全体としては、安易な図式に流れず現実そのものを深奥で凝視し、理屈に回収されないエロスとリアルな幻視を描写するという小説的な力において候補作のなかで群を抜いており、感覚を刺激される読書だった。今後はもっと見直しに時間をかけてほしいとは思うが、間違いなく何者かである書き手の作品であり、次回作もぜひ読みたい。
・際どいテーマを扱いながらも、しっかりした描写力とプロットの構成力によって一篇の小説として高い完成度を示しており、語り手の心理に引きずり込まれるように一気に読まされた。これからもタブーを恐れず果敢に書いていただきたい。

*次点作品

こちらも、先生方3名全員一致の2位でした。

「ハピネス・インデクス」 (SF 6万字)宮崎  文科三類
https://drive.google.com/file/d/1niGU5JTWzYJ1jdwn_ETZ98-k8ognZbb1/view?usp=sharing

*先生方からの講評*
・さまざまな理論が参照されているぶん、疑問が浮かぶ細部もあるものの、「幸福省」が個人の幸福指数のコントロールを行うという基本設定は『1984年』の延長線上にあるディストピアSFとして十分に納得のいくものであり、先を読みたくなるストーリーだった。アンドロイドが主人公=語り手であることにそれほど目新しさはないが、その主人公がロシアや台湾に足を運び過去の「現実の」歴史に触れる点に新鮮さがあった。
・壮大な世界観を適切な設定とキャラクター造形で巧みに表現し、現代の社会問題にも接続した点は高く評価する。ジャンルが異なるので、3との優劣を決めるのは難しいが、設定面に伊藤計劃、円城塔の小説や、アニメのPSYCHO-PASSといった先行作品との共通点が見られた分、次点の評価となった。しかしこれも優れた作品なので、ぜひ今後も書いていただきたい。

*第33回銀杏並木文学賞参加作品募集中!

応募資格 東京大学の学生・院生  小説作品
募集期間 〜2023年6月末日 来年度駒場祭で結果発表
賞金 大賞10万円 次点5万円 入賞1万円 
参加賞 1000円分相当の図書カード
応募方法: 銀杏並木文学賞応募フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfFrsH2u7m7x2Ys-EODWfIllM1WHca38LqhXTN-t9rpcABPaQ/viewform)を送信の上、作品のファイルを学友会学生理事会( support@gakuyu-kai.org )までメールにてお送りください。作品はpdfでお送りくださいますようお願い申し上げます。

発表: 2023年10月ごろ予定です。受賞者にはメール等で連絡するほか、学友会掲示板とホームページ上に掲載いたします。

ただし、
1)応募は本人によって書かれた、これまでどこにも発表されたことがない作品に限ります。
2)応募は一人当たり一作品のみとさせていただきます。
3)原稿はワープロソフトを用いて作成し、pdfファイルにて提出してください。手書きの原稿は不可とします。縦書き、横書きのどちらでも構いません。

メール題は 第33回銀杏並木文学賞作品提出  ←こちらをコピペして使ってください。
①作品名(特殊読みがある時はふりがな付きで)
②作者名・所属(ペンネームもあれば ふりがな付きで)
③名前やペンネームの掲載の可否・可能な範囲(審査時・発表時・「学園」掲載時)
④大体の文字数
⑤連絡先(メール)

過去の受賞作の一部は学友会室(キャンパスプラザA103)で閲覧可能です。
前年度の受賞作が掲載された冊子「学園」配布中!

*学友会学生理事会スタッフ募集

学友会学生理事会では、主に事務作業などを担当する総務を随時募集しております。
*活動保障費
窓口業務1000円/時 :窓口開室時間に在室し、訪問者に対応する仕事です。シフト制。
一般事務1200円/時 :メール対応など、窓口以外の業務です。テレワーク可。
交通費別途支給:実費または半額を上限に定期代を支給(支給条件あり)。
駒場キャンパス内で働けるので通勤時間がかかりません。空きコマや、昼休みなど好きな時間に働けます。また、学友会室の設備を自由に使えます。
コピー機 スキャナー ソフトウェア(officeやAdobe製品など) PC 冷暖房完備
*興味のある東大生はこちらにご連絡ください→support@gakuyu-kai.org




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