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【キャリアコンサルタント】育休中に国家資格取得を目指すことになった話(4)合格と資格の活かし方

妊娠・出産・はじめての子育て、人生の転機に国家資格取得を目指すことになったわたしの話。いよいよ最終話!

1.から14.まで

「ストーリー(1)きっかけと費用と価値」はこちら「ストーリー(2)養成講座と妊娠・出産」はこちら
「ストーリー(3)勉強法と受験日まで」はこちら

「番外編:合格のために必要な3つのこと」

15.合格

2018年冬(第10回)の受験。学科と論述では手応えがあったものの、面接では反省が残り、今回は落ちたなと感じていました。その結果は…

学科84点、実技オールA(A:評価項目の満点の60%以上の得点)で無事に一発合格。

えーっ!受かってる!ごっ合格したぁ…(実感がわかず、しばらく結果通知を見て呆然としていました)

まずはサポートしてくれた養成講座仲間に連絡!そして、夫にも連絡!みんなが自分のことのように喜んでくれて、じわじわとこみ上げるものが…

妊娠・出産・はじめての子育て、たくさんたくさん泣きました。いろいろなタイミングにより、育休中に国家資格取得を挑戦することになったけれど、頑張ってよかった。諦めなくてよかった。

充足感でいっぱいになりました。

16.育休明けの転機

「キャリアコンサルタントの資格を取ったら、育休明けに企業内キャリアコンサルタントとしてそのポジションを確立したい。」

そんな目標を持っていたわたしに、大きな転機が訪れます。

合格通知を手にし、子どもの保育園が決まり、育休復帰の話をした際、会社から通達されたのは、ま・さ・かの転属でした。人事研修の責任者として従事してきたのですが、違う部署の事務職として復帰をすることになったのです。

「育休中も復帰後のことを考えて頑張って勉強したのに…報われなかった。認められなかった。」そんな悔しい思いで頭がいっぱいでした。正直なところ、「いっそのこと、辞めてしまおうか…」そんな考えもよぎりました。

ちょうどその頃、第11回の論述試験で育休復帰が取り上げられました。

論述では、このクライエントさんは、自己効力感が低下しているとか、中長期のキャリア視点に欠けるとか、上司や家族とのコミュニケーション不足だとか、やんややんやとCC視点からの問題点が次々と浮かぶのですが、やはり自分のこととなると受け入れられない…そんなものですよね。

転機の乗り越え方、知ってます。分かってます。たくさん勉強したから。でも、気持ちはついてこない…もやもやもや。

そんな苦悩の育休復帰から、気づけば早1年経過。わたしがどのようにその転機を乗り越えたのかは、こちらにまとめています。

育休復帰。キャリアコンサルタント視点で振り返る【望まぬ仕事で手に入れたモノ】

17.資格の活かし方

仕事で直接的に資格を活かせる機会がなくなったわたし。悶々とした日々を過ごしながらも、ある日、ふと気付いたことがありました。

「仕事としてキャリアコンサルタントを活かそうと考えるから行き詰まるのでは?仕事とキャリアコンサルタントを切り離し、自分のキャリアとしてこの資格で何をしたいのか。考えてみよう。」

そこで思い至ったのは「地域の子育て世代のために資格を活かして活動できないか」ということでした。

漠然としたイメージですが、子育て世代のキャリア支援(妊娠・出産・子育ての転機)を通して地域の活性化ができないものか…と。

「地域の子育て支援」と「キャリア支援」をドッキング。例えば自治体が行う子どもの検診時にキャリア支援の場を設けたり、児童館で行われる子育てイベントのひとつとしてキャリアについてのワークショップを行ったり。

そして、それを支持してくれる地元企業を募り、子育て世代の雇用にも繋げる。その輪が広がれば、移住者も増え、地域活性化になるのでは。

そんなことを考え始め、昨年の夏から地域の子育て情報を配信する「移住者ママのwebサイト」を立ち上げました。

noteはキャリアコンサルタントとして、ブログは移住者のママとして、それぞれのコンテンツが充実したら、次の段階へ歩みを進めたいと思っています。

今は子育てと仕事で毎日いっぱいいっぱいなので牛歩ではありますが、少しずつ目標を形にしていきたいです。

資格はあくまでも、印籠のようなもの。その資格を活かすために仕事を探すのではなく、資格取得で得たものから自分の人生をどう豊かにするのかを考える。自分の居場所は自分でつくる。

それがわたしのたどり着いた答えです。

(もちろん仕事でもチャンスがあれば、企業内キャリアコンサルタントとして挑戦したいです)

18.最後に

ここまで長い長いわたしのストーリーを読んでいただき、ありがとうございました。

記憶が薄れてしまう前に…と思い起こしながら書いてきましたが、すでに記憶喪失の場面もたくさんあり、あなたの欲しい情報があったかどうか…

ひとつでも心に残る言葉や参考になる事柄がありますように…と願ってやみません。

はじめての妊娠・出産・子育て期間に挑戦した、国家資格キャリアコンサルタント取得。手にしたのは、合格という証明書だけでなく、たくさんのご縁や気づきと学び。そして、それはわたしのアイデンティティのひとつとなりました。

わたしをサポートしてくださった方、皆さんに感謝の気持ちをこめて…

おしまい。


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