【キャリアコンサルタント】育休中に国家資格取得を目指すことになった話(2)養成講座と妊娠・出産

妊娠・出産・はじめての子育て、人生の転機に国家資格取得を目指すことになったわたしの話。

1.から5.はこちら

6.妊娠と講座受講の覚悟

2018年の夏、思い立ってキャリアコンサルタント取得を目指すことにしました。そして12月スタートの養成講座に申し込み。震える手で福澤諭吉先生33人とさようなら…笑。

申し込みからほどなくして、妊娠が分かりました。妊娠に大喜びしたのと同時に、あ…キャリアコンサルタントは諦めなくては！と思いました。はじめての妊娠。働きながら養成講座に通うのは無理だと思ったのです。

でも、その時夫に「もし受けたい気持ちがあるなら、送り迎えも全部してあげるから行ってみたら？やっぱり無理って思ったら、その時はその時でやめたらいいし。子ども産んでからだと、数年は時間つくれないかもしれないよ。講座だけ受けて、受験は後で考えたらいいんじゃない？」と言われました。

なるほど、それはそうかも…ということで、福澤諭吉先生33人分の養成講座。途中でやめるかもしれない覚悟をもって、通うことにしました。

(講座スタートの頃には、つわりも治り、安定期に突入)

7.妊娠中の養成講座

養成講座は、朝から夕方まで全12回(3ヶ月)の週末講座でした。大変だったのは、「フルタイムで働きながら　①週末講座に通う　②web講座の視聴　③webチェックテスト」をこなさなくてはいけないことです。

土日のどちらかが講座。(両日講座も1回だけありました)講座の日は疲れきって何もできないので、講座のない日に②と③をこなしました。仕事の休憩時間や、寝る前の30分など、ちょっとした隙間時間を使いました。

いやぁ、受験生並みのぎっちりスケジュールでしたね。でも楽しかった。学ぶこと、新しいことに挑戦できることが楽しかったんです。若干、マタニティ ハイになっていたかもしれません…

講座の行き帰りは基本車で爆睡。妊婦は眠い。ものすごく眠いのです…休みの日、朝早くに起きて送り迎えしてくれた夫には、本当に感謝しています。

養成講座では、先生方や講座仲間に本当にお世話になりました。いつも扉の1番近くの席にしていただいたり、みなさん体調を気遣ってくれました。

冬だったこともあり、感染症なども気になったのですが、講座仲間の配慮もあり、3ヶ月間一度も風邪すら引かず、元気に通うことができました。むしろ、養成講座に通っている間が妊娠中、いちばん身体もメンタルも落ち着いて、満たされていましたね…

毎週大きくなるお腹に、「ママと一緒に勉強して偉いね〜」と声をかけていただいたり、「この子の名前はクランボルツかしら？それともスーパー？」なんてキャリコンジョークを飛ばしたり、本当に楽しく通わせてもらいました。

8.キャリアコンサルタントたるもの

たくさん学びがありましたが、先生から頂いたひとつの言葉がわたしの心に残っています。

キャリアコンサルタントたるもの、まずは、自分のキャリアと向き合えていなければならない。

続けて、先生はキャリアコンサルタントとしてこんなことをおっしゃっていました。

「クライエントさんの相談を受ける立場のキャリアコンサルタント 。そのキャリアコンサルタントが自分のキャリアを考えられてない、諦めているようでは、クライエントさんの相談に乗る資格はない、そのくらいの覚悟と戒めを持って臨んでいる」

それは、至極、当然のようにも思えましたが、自分のキャリアに一生涯挑み続ける難しさを考えると、先生すごいなと素直に思いました。

9.養成講座終了後…

楽しかった養成講座も3月に無事終わり、さぁ5-6月の受験に向けて頑張るぞ！という頃、わたしは身体にトラブルが起こり、緊急入院など辛い時期に突入していました。

その頃、ベッドの上で2-3ヶ月ほど過ごしていたので、ある意味、勉強できる時間はものすごくたくさんあったのですが、メンタルもボロボロで、勉強どころではありませんでした。色々と辛かったこともあり、その頃の記憶はもうありません…

はい。つまり、養成講座が終わってから、テキストすら開いていません。キャリアコンサルタント のキの字も頭になかったです。

そして初夏、無事に出産。(その辺りの話は割愛)

10.講座仲間からの贈り物

出産後、講座仲間からプレゼントをいただきました。プレゼントも本当に嬉しくて感動したのですが、一緒にいただいたメッセージカードはさらにさらに嬉しく、今も宝物として大事に持っています。

ちなみに、その手紙たちは、冬の受験時に会場に持っていき、直前まで握り締めていたのは言うまでもない…

後日談、わたしが出産した頃、講座仲間はわたしへの贈り物を考えるとき、こんな話をしていたとか。

「つきさんが合格できるまで、みんなでサポートしよう！」と。有り難すぎて、感謝でいっぱいで、今思い返しても涙が出ます。

11.勉強再開と勉強方法

勉強再開と子育てしながらの勉強方法、そして受験と合格までのストーリーは、こちらへ。