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働く時間が短くても活躍する方法#わたしの時短復帰奮闘記

6月24日の朝、オンラインウェビナーに登壇しました。株式会社キャスター取締役CROの石倉さんとの対談。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

ウェビナーでお話ししきれなかったので、わたしの育休復帰時のことをこちらにまとめてみました。

時短復帰で仕事のやりがいを失ったわたしが、自分らしさを取り戻して活躍するまでのストーリーです。

約4年前のこと…

時短復帰「やりがいを失う」

わたしの育休復帰には2つの壁がありました。

ひとつめは、望まぬ異動。働く時間が短いことで、やりがいのあった仕事を外されてしまいました。いわゆるマミートラック。

ちなみに、マミートラックとは、出産や子育てを機に、昇進や昇級のコースから外されてしまったり、その道を閉ざされてしまうことを表します。

「働く時間が短い。それだけで、会社から期待されなくなるんだ…これまで頑張ってきたことはゼロになってしまうんだ…」

そんな悔しくて悲しい気持ちになったことを今でも覚えています。正直に言うと、腐りまくった時期もありました。

「何のために仕事をしてるんだろう。子育ての時間を削ってまでやりたい仕事じゃない。」でも、会社をやめる勇気もない。そんな自分に嫌気がさしていました。

時短復帰「仕事量」

そして、もうひとつの壁は、フルタイム社員がやっていた仕事の後任として入ったこと。

つまり、フルタイム社員の量と同じだけの仕事を毎日マイナス2時間、残業なしでやりきる必要がありました。

(このようなケース、実は少なくないですよね。時短でフルタイムと同じ量の仕事をこなしているのに、時短だから給料は低い。生産性で評価してもらえないことへのモヤモヤ、よく耳にします。)

①やりがいを手放した

実はウェビナーでは時間がなくて話せなかったのですが、わたしは一度「やりがい」を手放しました。

仕事は仕事と受け止め、まずは子育てと仕事のペースを掴むことを優先すると「決めた」んです。

やりがいは、また手に入れれば良い。今は、自分の生活を立て直す時期。と自分で決めました。

仕方ないとか諦めとかではなく、「やりがいはまた自分で取り戻しにいけばよい」と結論づけたんです。

ただ、気持ち面は整ったものの、仕事量は減りません。わたしが何をしたかを書き出してみます。

②やらない仕事を見つけた

フルタイムの仕事量を時短でやりきるには、仕事をこなすスピードをあげるか、仕事そのものを減らすか、2択しかありません。

わたしは後者を主にやりました。まずは、自分に与えられた役割(MISSION)が何かを正しく把握。

ひとつひとつの業務には目的があります。何のためにその業務をやるのか?その業務によって達成したいことは何なのか?

ひとつひとつこれをリスト化していくと、この業務は本当に必要?その目的に対し、そのやり方が最適手段なの?…と疑問だらけになっていきます。

石倉さんの表現をお借りすると「仕事を疑う」から始めたわけですね。

例) この書類仕事って何のためにやるんだっけ?   上長の承認をもらうため?
  それはこの用紙じゃないと絶対ダメなの?
  このフローじゃないといけない理由は何?
  そもそも何のために承認がいるんだっけ?   経費確認?
  それって、予算内までなら不要では?

(ここだけ読むと、面倒な社員だな…と思うかもしれませんね…笑)

そして、不要な仕事をどんどんやめていきました。ちなみに、上長に決済をもらわないとやめられない。「それでも、やれ」と言われた場合はどうするの?にも答えておきましょう。

「無駄な仕事をやめる」における上長との交渉ポイントはこちら。

  • 時短の話は持ち出さない。"自分の仕事量を減らすためにやりたい"とは言わない。

  • 会社のメリットを最低3つは用意する。今と比較したメリデメ表を提出する。

  • 複数人の賛同を先にもらい、自分ひとりの意思ではないことを強調。

③得意領域の仕事をつくった

やらない仕事を増やし、時短でも隙間をつくれるようになったわたしは、やりがいを再度手に入れにいくことにしました。

上長がやっていた仕事の一部を、わたしがやります!と手を挙げました。「自分のキャリアは自分でつくる」そんな気持ちがメラメラしていたのを覚えています。

もともと人事や研修、事業推進をやっていたこと、そしてわたし自身が課題解決の手段を考えたり手を打ったりすることが得意だったこともあり、それらを活かそうと思ったんです。

定期的に対象者にヒアリングを行い事業課題を見つけ、それをどう解決するかをアドバイスしたり、わたしの方で巻き取って解消したりしていきました。

「一度手放したやりがいが、自分の手元に戻ってきた!」そう感じられるようになりました。

やりがいを手放して再度手に入れるまで、わたしがやったことは以上です。

改めて振り返ってみると、ポジション異動や転職をしなくても、自分の仕事の仕方や考え方を変えるだけで、やりがいって手に入れられるものだなと。

結局、その会社では時短で2年ほど勤めて退職し、その後フリーランスを経て、今はミートキャリアでフルリモート×フルフレックス社員として働いています。

がんばるあなたへ

「仕事も子育てもうまくいかない。どっちも100点にならなくて苦しい。」そんなあなたに伝えたいこと。

あなたはもう、充分がんばっている!ウェビナーでもお話ししましたが「仕事だけをやっていた頃の自分と今を比較しないこと」が大事。

個人的には、両立なんて目指さなくて良いと思っています。

「今日はクタクタで子どもの相手をしてあげられなかった…だから、週末は子どもが好きな公園に連れて行って存分に付き合う。」それでOK。「今日もごはんお惣菜になっちゃった。」うん、それで寝る時間が少しでも確保できるなら、OK。

自分にもう少し優しくしてあげてほしいです。

働く時間が短くても活躍したいなら…

自分の強みを人に誤解なく伝えられるレベルで知っておくこと。これは必須条件です。

現実的な市場の話でいくと、フルリモート案件や時短だけどやりがいも得られるポジションは多いとは言えません。

少ないパイを取りに行くのであれば、自分の強みを解像度高く把握し、相手にアピールできることは必須と言えます。

また、自分にフィットする会社やポジションなのかをしっかり見極めるためにも、自己分析と市場分析は大事です。

もしあなたが、自分のキャリアを自分の手でより良くしたいと感じられるているのであれば、是非お手伝いさせてください!ミートキャリアでお待ちしています。

▼無料相談会実施中


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つき|Kaori Ichigetsu
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