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妊娠・出産・子育て×キャリア

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妊娠中の働き方、育休明けのトラブル、子育て中の退職したい!妊娠・出産・子育ての葛藤や悩みをキャリアコンサルタント視点で解決します。
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#育休

子どもの体調不良で休む時、「すみません。」と謝るのをやめた日。

「すみません、休みます」「すみません、遅れます」「すみません、帰ります」一生分の「すみません」を使い切った気がします。謝ってばかりの毎日。周りに迷惑かけながら仕事している自分がしんどくなってしまいました。 わたしは、キャリアアップ思考が強く、新卒入社した時から、とにかく上を目指していました。エリアで最年少のマネージャーになったのは入社した1年後、23歳のときのこと。 とにかくキャリア街道まっしぐら。ところが、妊娠出産を経て、まさかのマミートラック。「産休・育休をキャリアの

育休取得による周りへのしわ寄せ問題。「引き継ぎの5箇条」で負担と不満を減らそう。

これまで妊娠・出産・子育てにおけるキャリアの葛藤やトラブル解決法を、キャリアコンサルタント視点で自身の経験と共にマガジンにまとめてきました。それは、子育て側に立った視点で書いたものです。 あるとき、こんなメッセージを受け取りました。「育休を取る、復帰する人がいる一方で、その穴を埋めるために大変な思いをする人がいる。」 悲しいかな、でもそれも確かに事実です。 正直に話すと、わたし自身も子育てをする先輩や同僚と働いた経験があり、色々なタイミングで「しわ寄せ」なるものを感じ、

【キャリアコンサルタント】育休中に国家資格取得を目指すことになった話(1)きっかけと費用と価値

妊娠・出産・はじめての子育て、人生の転機に国家資格取得を目指すことになったわたしの話。 先にネタバレしますと、資格取得を決めたのは妊娠前、妊娠中に養成講座受講、出産を経て、育休中に受験して一発合格しました。 ✳︎妊娠中の講座受講や育休中の勉強には賛否あると思います。こちらの記事は育休期間に資格取得することをお勧めするものではなく、個人の記録としてお読みください。 1.30代と資格取得社会人になりガムシャラに働いた20代。その頃の自己啓発はもっぱら本を読むことでした。社畜

育休復帰。キャリアコンサルタント視点で振り返る【望まぬ仕事で手に入れたモノ】

育休復帰をしてもうすぐ1年。SNSには毎日のように「育休復帰不安」というハッシュタグを見かけ、わたしもそうだったな…と思い返し、キャリアコンサルタントの視点で、自らの育休復帰を振り返ってみることにしました。 1.育休で失うものが多いと思っていた「役職、やりたい仕事」これはわたしが育休を取ったことで、手放さざるを得なかったモノ。育休明けに時短勤務になるにあたり、配属先変更、異動となり、責任者の立場から事務職になりました。 当時は悔しくて悲しくて、望んでいなかった異動に退職も

産休・育休前にすべきこと。育児休業取扱通知書について

これから産休・育休を取得予定の方へ。自身の経験をもとに「育休明けのトラブルを防ぐためのすべきこと」をまとめました。 育休復帰の際「こんなはずじゃなかった!」と雇用条件について会社と揉めないために、しっかり準備をしておきましょう。 育休明けのストレスを最小に、そして会社とのトラブルを避けるためにしておくことをシェアします。 「育休明けのトラブル。雇用条件変更。それって不利益変更⁈」の記事はこちら (1)就業規則を熟読産休・育休前には、復職についての就業規則を覚えるくらい

育休明けのトラブル!異動、雇用条件変更、それって不利益変更かも⁈対応方法と匿名相談先。

「育休を機に、給料を減らされた。転属させられた。」そんな話は他人事だと思っていました。まさか我が身に起こるとは… 自身の体験をもとに、不利益変更とその対応、対策をまとめました。 不利益変更って何?育児・介護休業法によると、育休を取ることで労働者が不利益な状況に陥ることを法律で禁じています。 <育児・介護休業法第10条> 事業主は、労働者が育児休業の申出をし、又は育児休業をしたことを理由として、当該労働者に対して解