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起業を支援する人たちの声(アンケート結果)

中小企業診断士が集まって、創業支援を考えるスタラボ(創業部会)。

そんなスタラボのメンバーに、創業支援の関心や今後のスタラボの運営についてアンケートをお願いしました。スタラボのメンバーのほか、創業支援に関心のある方のご参考になれば幸いです。

1.創業支援の関心ごと

①(Q)関心のある創業支援は何ですか(複数選択可)

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一番多かったのは「一般的な創業」。身近な業種で創業する人を支援したい、という声はやはり大きいですね。次に多いのが「地域創生・地域活性化としての創業」。人口減少や産業の流出などで悩む地域の課題解決として、創業支援に関心がある人も多そうです。

②(Q)関心の高い創業支援のテーマで何ですか(複数選択可)

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関心の高いのは「事業計画書の作成」。実際には「計画書なんて作らずに起業した」という人も多いと思いますが、創業資金の融資を受けるときには必要になってくるもの。支援者として「事業計画書の作成支援」は、身に着けておきたいスキルです。この他に「資金調達」、「補助金・助成金」、「創業支援施策」といった実務的なテーマは、関心が高くなっています。

2.座談会

毎月、ゲストをスピーカーに招いて実施している座談会。運営側は、創業支援に役立つ実務的なテーマをお届けしたいと思っています。
ちなみに直近の座談会はこちら。

①(Q)座談会の時間の長さはどうですか(現在は60分)

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現在の座談会は1時間。最近は、時間を超過していたので「もう少し長く」が多いと思っていたのですが、75%は「ちょうどいい」との回答。「土曜の夜の時間に」、「オンラインで」となると、1時間ぐらいが適当と言えそうです。とはいえ、25%は「もう少し長く」との回答もありますので、テーマによっては90分バージョンも検討したいと思います。

②(Q)座談会の運営についての要望はありますか

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これまでの座談会は、オーソドックスなセミナー形式。40分ぐらいの講話、その後に質疑応答15分という感じ。ワークショップ形式やグループディスカッションなど、積極的な参加型にしていなかったので、みなさんの反応が気になっていました。

結果を見れば「現状の進め方がよい」。一方で「参加者同士の意見交換の時間を持ちたい」という声も一定数ありますので、セミナー形式を主流にしつつ、テーマによってグループディスカッションなども取り入れたいと思います。

③今後、座談会で取り上げてほしいテーマは何ですか

自由回答欄には、多くのコメントをいただきましたが、一番多かったのは「創業事例」や「創業支援の事例」。リアルな創業者の声や創業支援の取組みを参考にしながら、自身の支援に活かしたい人が多そうです。
(2月と3月の座談会は、創業者をスピーカーに招く予定ですのでご期待ください!)

また、学生起業、外国人創業、シニア創業など、最近増えてきている創業動向などの創業を取り巻くマクロ環境創業をサポートする各種施策などがテーマとして挙がっています。

3.今後の活動

(Q)どのような創業支援に携わりたいですか

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一番多かったのは「創業者、創業後の事業者への実務支援」。複数の診断士でチームを組んで、実務的な創業支援に関わりたいという人が多い。昨年は、創業後のフォローアップ支援として、4人の診断士がチームを組んで簡易診断を実施しました。単独のアドバイス業務も大切ですが、複数の診断士が多面的な視点で支援するスタイルも引き続き、取り組みたいところです。

最後に

創業支援に取り組む中小企業診断士のリアルな声。メンバーは、創業支援のベテランもいれば、これから本格的に創業支援に関わる診断士も参加しています。スタラボの運営チームとしては、今回のアンケート結果を有意義に活かし、今後の創業支援につなげていきたいです。

新しいビジネスを始める人たちの、良き伴走者になれるように取り組みます!

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