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愛猫 逃走 12日目

10月2日 金曜日

起きてから再度みやこ動画を確認する。

この野良たちを背景にどうやって乗りきるか。


確保の方法は様々だ。

海外サイトも含め色々な確保の方法を研究する。

段ボールで捕まえてるサイトを発見。

原始的な方法で紐をひくものもあった。

ただ、餌場の立地、住宅街を考えるとなかなか難しい。


タモのような網で無理やり捕まえては?という意見もあった。


しかし、みやこは最初の捕獲でとても怖い思いをしている。

猫の捕獲に困っていた自分が相談したのがそもそも悪かった。

猫のボランティアの方々に任せていたのだが、

無理やりキャリーに入れるしかなかったらしい。

今考えるともう少し違う案があったのではと思う。

が、何も知らない自分にとっては何も言えない。

かわいそうに、みやこはおしっこをもらし、

ミャアミャア泣いてる姿を思い出すだけで涙が止まらない。

実際泣き崩れながらみやこを引き取ったことを

今でも覚えている。


だからなるべくみやこにとってストレスが少ない方法を選ぶべく、

捕獲器も日本製、中で痛い思いをしないように配慮を重ねた。

ただ、すぐに買えるものでもなく、届くのは土曜日だ。

それまでなんとか餌場として理解してもらい、

他の猫ではなく、みやこに餌を食べてもらえる方法が先決だ。


色々考えた結果、

黒缶で試すことにした。

黒缶はみやこがうちにいた時に何回か挙げた程度だが、

ちゃんと食べていた。

しかし、昨日の映像では他の猫たちは黒缶によらなかった。

多分、飼い猫でお腹は空いてないんだと思う。

指向性の高い焼きかつおやチュールなど、

腹八分目でも食べられるものはみんなが寄ってきていた。

実際、黒缶を選んだ理由は、

裏の材料にまぐろ、かつおが一番先に書いてあったからだ。

他のフードはチキン、ポーク等、

マグロと書いてあっても肉が入って指向性を高めている。

自然派の自分としては黒缶は有難い存在だ。


捕獲方法は踏み台式の捕獲機を選ぶことにした。

実際おすすめのサイトを参考に選んだが、

たまたまボランティアの方が暫く貸してくださると言ってくれて、

そのままありがたく借りることにした。

アマゾンですでに頼んでいたが、

アマゾンは最近届かないことも多いのと、

熱心に動いてくれている方の好意を無駄にしたくなかったからだ。


17時頃。

住宅街にいって新しいカメラとバッテリーを備え付ける。

画角や新しい機械なので動作を確認するのに時間がかかった。

18時半。

やっとのことで備え付け、餌を仕掛ける。

周りを確認したらみやこが車を置かせてもらってる民家にいた。

まさか、自分たちの姿を確認してるのではないか。

車もわかってるのではないか。

そんな考えがよぎる。

実際餌を楽しみにしてるのかもしれない。

「 みやちゃん 」

呼ぶとすぐ逃げた。

本当に人を信じていないようだ・・・

落ち込むが、自宅へ帰るほかなかった。

帰りながら、他の猫に餌を取られないよう祈るばかりであった。


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