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愛猫 逃走 4日目

9月24日 木曜日

昨日の夜から雨。

昨日夜遅くボランティアの方から連絡が入っていた。

夕方、動物病院へチラシを持っていったあと、

ボランティの方から連絡があったので向かう。


待っている間、ミケ猫が人が見える場所で寝転んでいた。

ミャーと言うと、ミャーと返事が返ってくる。

みやこを思い出す。

以前、みやこも同じように人が大好きでお腹を見せてくれていた。

みやこもそのきままな生活が幸せだったんじゃないかと思えてくる。

突然、その生活を奪ってしまった自分に罪悪感が生まれる。

本当は前の生活を続けていれば、

こんな目に合わせることもなかったはずだと自分を悔いる。


そんな悲観な思いを抱えていると、ボランティアの方から連絡が。

知らない自分の話を聞いてくれるために、

わざわざ足を怪我をしてるのに来てくれた。

7匹猫を飼っているにもかかわらず

ボランティアで野良たちにご飯をあげているらしい。

しかも知り合いの方の猫も預かっているとか・・・

以前、飼い猫が脱走し、2年も戻っていないとか・・・

うちも同じようになるのではないかと心細くなる。

しかし、話を聞いてくれる人、同じ経験をしてる人に少し安心できた。


その後、みやこが潜んでいるかもしれない住宅街を1人で歩く。

山沿いにある住宅の方へ聞き込んでいく。

人見知りとかそうでないとか、

もうそんなことどうでもいいと思った。


再度近辺を聞き込み。

昨日会えなかった人たちに会えた。

どうも野良を放飼いで飼っている方が何軒かいるらしい。

朝4時に餌をあげてる人を探す。

運良く、その方に会うことができた。

実際2匹猫を飼っていて、

同じ経験をもつ人情深い方だった。

正直、精神的に追い込まれていて、疲れもあり、

話してる途中から号泣してしまった。

どうして知らない人の前で泣いたのか、自分でもわからない。

きっと不安と疲れと、心配と、たくさん感情が入り混じっていた。


とりあえず、連絡先を教えてもらい、

他の住宅の軒下、車の下、草むら等、あらゆる可能性を探した。

・・・が、どこにもいない。

みやこどころか、野良を見つけることがまったくできなかった。

再度、みやこ がいなくなった場所へ戻る途中、

涙がとまらなく出てきた。

薄暗くてよかった。


結局この日もみやこに会うことができなかった。

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