波のカナタ 中学3年生

中学3年生 晶 上原先生
桑ノ葉 晶は、中学3年生になる。部活の友達、仲のいい友達とクラスが離れる。担任の上原(かんばら) 先生に愚痴る。保健体育のざっくばらんな先生。男性。30代? 既婚者。小柄で気さくな先生。

「先生ー。俺、友達一人もいないんだけど。なんでこのクラス?」
「実はな、問題のある生徒を集められたんだよ。お前のクラスでも、去年授業妨害あっただろ。__桑ノ葉は、なんも問題ないけど、誰とでもやってけそうだから混ぜられたんじゃないか」先生、飄々と話す。
「俺、問題は起こさないけど、誰とでもなんてやってけないよ。あーもうブルー」許容範囲狭めな。
「あ、お前にさ、ちょうど頼みたいことがある」
「えー? 何?」嫌な予感しかない。

「中2の3学期に転校して来たヤツに声かけてやって。小田」
「え。誰だよ」
「えーとな。ヤンチャしてて、出席日数ギリギリな。ちゃんと学校くるようにそれとなーくさ」義務教育だし卒業できるよね。来なくても。
「先生。ヤンチャって。ハッキリ言ってよ。不良でしょ? 俺、そうゆうのパス。危きに近寄らず。火の粉掛けてこないでよ。迷惑でっす!」
「お前、ホント口減らねぇな。ぱっと見、大人しそーなのにな。お前なら大丈夫。お前に任すわ」
「ヤだ、つってんじゃん」
「体育5にしてやる」え。そんなんあり?

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佐々木 功です。え。ありがとう。晶ー!なんか挨拶だって。晶です。え? えっと。え。柚子です。お金は大事だよ〜♪お気持ちだけで。