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やりたいことを100個ノートに書いてみた誕生日

生きる目標が見えないまま、37歳の誕生日を迎えました。

今日、今週、今月ぐらいの単位でやりたいことはあります。
でも「それを重ねてどうするの」が無い。

何を目指せば、私は満足するんだろうか。
私に聞いてみよう。


100のやりたいことリスト

発祥がどこかはわかりませんが、「やりたいことを100個ノートに書く」手法があるらしいです。

手を動かして書くことで、前向きな気持ちになれたり、自分を見つめ直すきっかけになる。
と、いろんなサイトに書いてありました。
「実現不可能に思えること」から「思い立ったらすぐにできること」まで、制限を設けずに書くのがポイントとのこと。

やってみるか。
筆記を通して、自分と会話してみよう。


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ノートを用意して、100個の「やりたいこと」を書き出しました。
表紙には「望」と書きました。望みです。

書く前は「100個もあるかな…」と不安でした。実際、40個ぐらい書いたところでペン先が踊り場に入ります。
ですが、記憶を掘り返したり、ちょっと散歩したりするうちに「やりたいこと」が徐々にわいてきて、しっかり100個埋まりました。

今日は、100個のリストから公開できるものを15個選んで、皆さんと共有したいと思います。
誕生日だし、最大限に自分主体の記事を書くのもいいでしょう。


1.作曲する

大学生のときにパソコンで作曲していたことがあります。5曲ぐらい作りました。理論は完全に素人だけど、楽しい自己表現でした。
今でも、mp3にしたい旋律が脳内を時折よぎります。時間はかかるけど形にしたい。


2.球場でプロ野球を観る

生で観たことないんです。
どのチームのファンでもないしルールすらおぼつかない、前提知識ペラッペラの状態です。でも観たいんです。
「どう楽しいんだろう」と、自分を観察したい。


3.洞窟に潜る

「洞窟」って何だよ、という声が聞こえてきそうですが、つまり「洞窟」です。「洞窟」と聞いて思い浮かぶものがあるじゃないですか。それです。
ちゃんとした洞窟に足を踏み入れれば「あー!洞窟や-!」って感動するはずです。

…これぐらい漠然とした望みも入れていきます。


4.英語を聴き取れるようになる

話せるようにもなりたいけど、どちらかといえば習得したいのはリスニングの方です。
特に、海外のニュースで日本のことがどう報道されているか、生の情報を知りたい。


5.統計検定に合格する

今年に入って、統計の勉強をしています。
データをいっぱい集める記事は何本か書きましたが、分析は全て自己流でした。ちゃんと学問として「統計」があるのにね。


6.世界中の橋を全て渡る

橋が好きです。
地上と空中の境目みたいな立ち位置がいいんです。車を運転していても、橋を渡る時にテンションが上がります。
特に海外なら、スケールのデカい橋がありそうです。


7.100mを5秒で走れるようになる

「いやー、運動苦手なんですよ」とかぼやきながら、冗談みたいな速さで駆け抜けていったら面白いじゃないですか。
そういうシチュエーションをやりたいってだけです。陸上選手になりたいとかは全く無いです。


8.風通しのいいお寺の境内で昼寝する

できれば、観光名所になってないような無名のお寺がいいですよね。顔に落ち葉が降ってきて「お、もう5時か」と目覚めるのが理想。


9.自宅に防音室を作る

いくら叫んでもボリュームを上げても近所迷惑にならない部屋!欲しい!
真面目な話、もしあったら心身の健康が飛躍的に向上すると思うんですが。


10.洗濯、乾燥、たたみ、収納まで全自動の洗濯機を買う

そんな家電があるかどうか、定かではありません。
だけど、あのルーティンワークから解放されるなら欲しいじゃないですか。
作ってくれ、誰か。


11.リンゴの皮を剥けるようになる

これ、めっちゃ難しくないですか。
先日リンゴを買って、ナイフ片手にチャレンジしてみたんですよ。ケガしそうになってすぐに中止しましたよ。皮付きのまま食べましたよ。

できる人は関節の仕組みとかちょっと違うのかな。


12.お酒に強くなる

かなり弱いです。kaoruさんに薦めてもらった日本酒も、ちょっと飲んですぐフラフラになりました。
まあ単純に「おいしいと言われるお酒を、思考を保って味わいたい」ってことですね。


13.Slipknotのライブに行く

10年前ぐらいに来日したとき、少しだけフェスで見ました。かっこよかったんですよ。
ステージ上のメンバーがめちゃくちゃ自由で、曲が成り立ってるのが不思議に映りました。あの体験をもう一度。


14.いつでも運転できる車がある

たまに車を運転したくなります。
マイカーは維持費がかさむ。レンタカーは予約が必要。
いつでも思い立った時にポンと乗れて、管理は一切考えなくていい車がほしい。


15.博士号を取る

「何の研究で」とかは全然考えてなくて、客観的に通用する「知の証」が欲しいんです。
こんな動機で目指していいのか。


はい。あと85個あるんですが、公開するのはここまでにしておきます。

やってみた感想として、
「誰も見てないノートですらタガを外せないのか」
と唖然としました、自分に。

普段、仕事でも文章でも「根拠を挙げて論理的に」をなるべく貫こうとしていて、どうやらその呪いが指先まで祟っているようです。
「できるかどうかわからないことを書く」
その行為ひとつで、こんなに後ろめたさを感じるとは。

だから、やってよかったです。「自分を許さない怠惰」から目覚めた気分になりました。
ときどき見返して、達成までの道のりをイメージするだけで楽しくなれそうです。いい安全地帯ができたと思います。

じゃあ、そろそろ宅配の釜飯が来るので、このあたりにしておきますね。

誕生日でした。


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